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米国の連邦通信委員会（FCC）は、同国における700MHz帯のオークションが終了し、各周波数帯域の落札合計額が約196億ドル（約1.9兆円）に上る史上最高額になったと発表した。 米国では、周波数の割当てをオークションで入札する方式が広く導入されている。今回の700MHz帯のオークション終了に伴い、A/B/C/Eに分けられた各周波数帯域について落札者が決定し、Verison WirelessがCブロックの主要な免許を落札したことが明らかになった。また、新規参入となるFrontier WirelessがAブロック、Bブロックでいくつかの免許を落札したほか、AT&TがBブロックで、QualcommがBブロック、Eブロックでいくつかの免許を落札している。 米Googleは入札する意向を明らかにし、注目を集めたが、結果として1件も免許を落札しなかった。このことは同社のブログでも明らかにされている。 700MHz帯は高速な無線通信に利用される予定。Googleなどの働きかけにより、700MHz帯のうちCブロックでは、ソフトウェアを自由にダウンロードできるなど、オープンプラットフォームの考え方に基づいた事業が求められる。 ■ ＵＲＬ ニュースリリース（英文） http://hraunfoss.fcc.gov/edocs_public/attachmatch/DA-08-595A1.pdf 米Googleのブログの該当記事（英文） http://googleblog.blogspot.com/2008/03/end-of-fcc-700-mhz-auction.html ■ 関連記事 ・ 第360回：周波数オークション とは ・ 米Google、700MHz帯獲得に向けて入札参加を表明 （太田 亮三） 2008/03/21 15:36 | ||||||
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