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「N905i」は、顔検知機能付きの手ぶれ補正AF付き5.2メガカメラや、ワンセグ機能など充実した機能を備える回転2軸式FOMA端末。一方の「N905iμ」は、最薄部12.9mmの薄型ボディに、フルワイドVGAディスプレイなどを搭載した90Xiシリーズ初の「iμ」端末。「N905i」が11月28日、「N905iμ」が30日より発売される。 最初に登壇したNECのモバイルターミナル事業本部副事業本部長の小島 立氏は、N905i/N905iμについて、「NECのクリエイティブスタジオが外観およびユーザーインターフェイス、企画、プロモーションまで一環して提供する初めての製品。日本テレビとプロモーションを行なうなど、新しい取り組みで販売を伸ばしていきたい」と語った。NECでは、ドコモ向けとして2007年度下期にN905i、N905iμ、N705i、N705iμの4機種を投入する予定。小島氏は「新しい販売方式が導入されるなど、携帯業界に非常に厳しい変化があるが、変化をチャンスに変えていきたい」と意欲を見せた。 NEC クリエイティブスタジオ チーフクリエイティブディレクターの佐藤 敏明氏は、下期投入の4機種について、「ユーザー1人1人のそばにいて、豊かな生活を提供するLife Style Partner」とアピールした。クリエイティブスタジオでは、デザイン、コミュニケーション、商品展開と3つのアプローチを行ない、NEC製携帯電話のブランディングを行なっていく。
なお、N905iはNシリーズ初のワンセグ対応端末。大澤氏は他社のワンセグ携帯との違いとして、回転2軸式ヒンジを回転させると自動的にワンセグが起動するなど、スマートに操作できる点を挙げた。N905iでは、ワンセグを視聴しながらメールも作成できる。 N905iμについては、「Attractive Middle Note、香水が時間とともに体になじんでいくような、より密着感の高いケータイ」と表現した。同端末は基本機能はN905iと同等で、90Xiシリーズ最薄となる厚さ12.9mmを実現している。ワンセグは非対応となり、5.2メガカメラも2メガクラスに変更されている。 なお、両端末ともHSDPAに対応し、最大5つのiモードサイトを起動できるタブ機能や、待受画面からiモード検索が行なえる「クイック検索」機能などを搭載している。また、モバイルGoogleマップのiアプリがプリセットされる。 このほか小島氏は、「N904iの時にNは変わっていくと言ったが、それが第1章なら今回は第2章」と語り、Nシリーズの大きな飛躍に期待する姿勢を見せた。また、販売方法が変更される点については、ソフトバンク向けの端末で割賦販売を行なっている経験から、「商品の差が見えにくくなるため、尖った商品でなければ売れない」とした。 NECはかつて、ドコモのラインナップの中でトップシェアを獲得していたが、ここ数年はその座を明け渡している状況だ。小島氏はこれまでのNEC端末について、さまざまな機能が平均80点で用意された端末と表現していた。また、大澤氏はNECが反転攻勢に出るために「フラッグシップ端末でのシェア回復が必要と考えた」とコメントしており、今回のN905iとN905iμでフラッグシップゾーンのユーザー獲得を図る考えを示した。 このほか、イベントにはAmadanaとのコラボモデル「N705i」、厚さ9.8mmの薄型モデル「N705iμ」なども展示されていた。
■ ＵＲＬ 製品情報（N905i） http://www.n-keitai.com/n905i/ 製品情報（N905iμ） http://www.n-keitai.com/n905imyu/ ■ 関連記事 ・ NEC、N905i/N905iμの広告キャラクターにYUKIを起用 ・ 5.2メガカメラ搭載のNEC初のワンセグケータイ「N905i」 ・ 厚さ12.9mm、90Xiシリーズ最薄の「N905iμ」 ・ デザイン家電の「amadana」とのコラボモデル「N705i」 ・ 薄さ9.8mmでHSDPAやおサイフケータイ対応の「N705iμ」 ・ ドコモ、905iシリーズを26日より順次発売 ・ NECのN904i紹介イベント、開発哲学などが語られる （津田 啓夢） 2007/11/21 21:08 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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