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ドコモ、端末価格で月額利用料が変わる新販売方式

2つのコースから選択

2つのコースから選択
(ドコモ中間決算資料から引用)
 NTTドコモは、905iシリーズ以降に発売される携帯電話を新規・機種変更などで購入する場合に、料金プランや端末価格の割引額が異なる販売方式「バリューコース」「ベーシックコース」を導入する。

 対象機種は、905iシリーズ以降に発売される端末とされており、904iシリーズや704iシリーズ、らくらくホンシリーズ、キッズケータイなど現行モデルの購入では、どちらのコースも利用できない。またデータ通信カードも当面は対象外となる。

 既存ユーザーが「バリューコース」「ベーシックコース」を選べるのは端末購入時のみとなる。FOMAカードが装着されていない端末を入手し、店頭で契約手続きを行なう、いわゆる「持ち込み」の場合も従来通りの料金プランを選ぶことになり、バリューコース/ベーシックコースともに利用できない。なお、新規契約や機種変更、買い増しにかかる事務手数料は従来通り。

 同社では「どちらかと言えば、バリューコースに軸足を置いていきたい」と説明。また店頭価格はこれまで通り、オープンプライスとなる。


従来より安い料金で端末代金の割賦もできる「バリューコース」

 「バリューコース」は、905iシリーズ以降に発売される携帯電話の購入時に選ぶと、月々の利用料が従来よりも1,680円割り引きされるコース。1,680円の割引は、「ひとりでも割50」などが適用される前の価格に対して行なわれる。

 「バリューコース」向けの割安な料金プランは「バリュープラン」という名称になる。利用料が異なるだけで、通話料や無料通信分は従来通りで、「タイプSSバリュー」は、月額2,100円で無料通信分は1,050円、通話料は30秒21円となる。従来の「タイプSS」は月額3,780円。

 また、バリューコースを選ぶと、端末代金の支払いは一括払いか、分割払いのどちらかを選択できる。分割払いは12回払い(支払期間13カ月)か、24回払い(支払期間25カ月)のどちらか。店頭価格(頭金)は店舗によって異なる。新規ユーザーの分割払いは、口座振替かクレジットカード払いのみ。分割払いの残金が残っている状態で、さらに機種変更することもできる。その場合、残金は一括払いするか、分割払いを続けることになる。

 たとえば「バリューコース」で端末購入後、「ひとりでも割50」も利用した場合、「タイプSSバリュー」の月額利用料は1,050円になる。実際にドコモに支払う金額は「1,050円」に加えて、無料通信分超過分の通話・通信料やコンテンツ利用料、端末代金の分割分となる。


分割払いのイメージ
分割払いのイメージ

端末代金の店頭価格を割引、料金プランは従来通りの「ベーシックコース」

 もう一方の「ベーシックコース」は、2年契約を前提することで端末価格を15,750円割り引くコースとなっている。「ベーシックコース」の料金プランは従来と同じ。これまでの端末購入方法と比べると、「2年契約」「15,750円の割引」が大きく異なる点となる。

 15,750円の割引は「ベーシック購入サポート」と呼ばれる。店頭での支払額に適用されるが、もし2年以内に解約や利用休止、端末取替をする場合は、解除料が発生する。1カ月目に解除すると解除料は15,120円となり、2カ月目以降は、1カ月ごとに630円ずつ安くなる。もし12カ月目に解除料を支払う場合、その金額は8,190円になる。


ドコモポイントの適用範囲は従来通り

 ドコモポイントの加算対象は、従来と同じ。従って、バリューコースで分割払いを選んでも、分割支払金はドコモポイント加算対象外となる。

 ドコモポイントの使い方も従来と同じで、端末購入時の料金に使って、店頭価格を割り引くことができる。ベーシックコースとバリューコースの一括払いは店頭価格からポイント分を割り引く。

 一方、分割払いの場合、頭金があれば、そこから割り引きされ、残りは毎月の分割支払金から割り引きされる。分割回数がまだ残っている状態で機種変更する場合、残金の一括払いに対してポイントを適用することもできる。


11月26日からキャンペーン

 新たな端末販売方法の導入に伴い、同社では「冬のキャンペーン」を11月26日より開始する。

 11月26日以降にどちらかのコースを選んで905iシリーズの端末を購入すると、店頭価格から8,400円割り引きされる。ただし、機種変更の場合は、手元の携帯電話の利用期間が12カ月以上というユーザーのみとなる。

 2008年5月31日までに申し込んだ場合、「バリューコース」を選んだ場合のみ、さらに基本使用料が最大3カ月分、2,100円割り引きされる。ただし、11月中に加入した場合は、11月分の日割り分+12月からの3カ月割引とされ、12月以降と比べ、数日分お得になる。

 このキャンペーンは11月26日開始予定とされているが、同社では「905iシリーズの販売開始に準じる」としており、11月1日発表予定という905iシリーズの発売時期によって、キャンペーン開始時期が前後することもあり得る。


補償サービスを値下げ、2年以上の端末利用でポイントプレゼントも

 端末故障時の保険と言える「ケータイ補償お届けサービス」は、月額利用料525円が11月26日から315円に値下げされる。

 プレミアクラブ会員のみの利用で、同サービス利用時には月額利用料と別にユーザーが5,250円負担するなど、加入条件・補償内容などは従来と同じ。同サービスに加入し、2年以上経過すると、機種変更時にドコモポイントが3,000ポイント付与される。ただし、2年以内に補償が適用されていれば1,000ポイントのプレゼントとなる。

 このほか、11月1日より提供される新サービス「ケータイあんしんパック」と、「ケータイ補償お届けサービス」のセット割引も12月1日から導入される。ケータイあんしんパックは月額210円、ケータイ補償お届けサービスは月額315円だが、両方契約すると月額472.5円と、52.5円割り引きされる。



URL
  ニュースリリース
  http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/071026_00.html

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(関口 聖)
2007/10/26 15:24

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