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富士通、携帯電話の製造・修理部門を分割し新会社設立

 富士通は、携帯電話の製造・修理部門を会社分割し、新会社「富士通モバイルフォンプロダクツ株式会社」を設立すると発表した。新会社は2008年1月4日より本格的に稼働する。

 富士通モバイルフォンプロダクツは、携帯電話の生産性の向上など、製造・修理に関するスピードアップを図るために設立される新会社。携帯電話の部材調達、製造・出荷、アフターサービスおよびフィールド修理事業などを行なう。

 富士通広報部では、今回の新会社設立について、富士通本体から携帯電話事業を切り離すものではないと説明している。同社では、富士通モバイルフォン事業本部の生産部および製造統括部、カスタマーセンターを分割し、関連会社にまたがっていた製造および修理部門を統合。これにより、業務プロセスを簡素化して製造・修理のスピードアップを図りたい考えだ。

 なお、携帯電話の企画などは、従来通り富士通の商品企画部門が担当する。端末自体もこれまで通り富士通製を示す「F」として提供される。

 富士通モバイルフォンプロダクツの資本金は1億円、本社は栃木県の大田原市に置かれる。代表取締役社長には中本誠氏が就任する。

 富士通は1991年の「ムーバ F」の提供以来、NTTドコモに端末を供給している。同社の人気シリーズである「らくらくホン」シリーズは、2007年5月にはシリーズ累計で1,000万台の出荷を達成した。



URL
  ニュースリリース
  http://pr.fujitsu.com/jp/news/2007/10/25.html

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(津田 啓夢)
2007/10/25 17:13

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