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イー・モバイル、「EM・ONE α」にIP電話機能
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イー・モバイルは、米JAJAH社と提携し、10月5日発売のWindows Mobile 6搭載端末「EM・ONE α」にIP電話ソフト「JAJAJ Phone」を同梱する。あわせて先代モデル「EM・ONE」のアップグレードサービスの詳細も発表されている。
今回搭載されるJAJAH Phoneは、世界各国の固定電話や携帯電話と通話できるIP電話ソフト。HSDPA網を介した通話ができる。「EM・ONE α」にはインストーラーが搭載され、インストール後は、ショートカットから起動し、メールアドレスとパスワードでログインして、相手の電話番号を指定して通話する。直近20件の通話履歴が確認でき、通話時にはイヤホンマイクを使う。着信機能はなく、「EM・ONE α」同士の通話はできない。また、110や119などの緊急通報、フリーダイヤルなどの特別番号には発信できない。
提供主体はJAJAH社であり、JAJAH社とユーザーが直接契約することになる。決済方法はクレジットカードでのプリペイド。チャージ額は、プルダウンで選ぶ。
月額利用料はかからず、通話料のみ支払うことになる。宛先によって通話料は異なっており、国内固定電話宛は1分2.4円、国内携帯電話宛は1分15.99円。また国際通話(固定)では、米国・中国・台湾は1分2.14円、フランス・ドイツ・イタリア・スペインが1分2.36円、香港が1分2.7円、シンガポールが1分2.4円。利用開始時には、300円分の無料通話分がプレゼントされる。
イー・モバイルでは「国内の携帯電話事業者として、初めてIP電話を公式採用した」としている。
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上段左:起動後のウェルカム画面、上段右:ログイン画面
中段左:ダイヤルプッシュ画面、中段右:発信履歴からの発信も可能
下段左:Windows Mobileの連絡先から発信できる、下段右:通話開始
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■ アップグレードサービス
「EM・ONE」を「EM・ONE α」相当にアップグレードするサービスについて、今回、料金などが明らかになった。
利用料は9,980円(配送料含む)で、アップグレード完了後、翌月の利用料と合算して支払う。アップグレードによって、OSがWindows Mobile 6 Classic Edition日本語版となり、Windows Live for Windows Mobileや、リモートデスクトップ、HTMLメール対応のOutlookメール、Office Mobileが利用できるようになる。
また、名刺リーダやSpriteBackupという2種類のソフトウェアが追加され、3DBoxとJAJAH Phohneダウンロードのショートカットが用意される。「SHメール」がGmail(SSL)対応となる。
アップグレード作業には2週間程度かかる見込み。代替機はなく、預けている間も月額利用料の課金期間となる。
端末は初期化されるため、データのバックアップが推奨されている。またアップグレード後は、旧ソフトウェアにダウングレードできない。「右脳鍛錬ウノタン(判断力・集中力)」「どこでも英会話」という2本のソフトウェアは、Windows Mobile 6未対応のため、アップグレード後は利用できない。
アップグレードの申込は、カスタマーセンターに電話で申請すると所定の書類が届けられる。その書類とセットでEM・ONEを送付することになるが、EM・ONE本体からSIMカードは外して送ることになる。同社では「受付状況により、2週間以上の期間になる場合がある」としている。
■ URL
ニュースリリース(JAJAH Phone)
http://www.emobile.jp/cgi-bin/press.cgi?id=493
ニュースリリース(アップグレード)
http://www.emobile.jp/cgi-bin/press.cgi?id=494
■ 関連記事
・ イー・モバイル、Windows Mobile 6搭載の「EM・ONE α」
(関口 聖)
2007/10/04 17:28
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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