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「ぐるなびタッチ」は、導入する飲食店において、専用の端末に携帯電話をかざすと来店スタンプや特典が得られる新サービス。ユーザーは、アプリケーションなどをダウンロードすることなく、おサイフケータイ対応端末をかざすことで利用できる。 端末をかざすと、NTTドコモの「トルカ」やauの「auケータイクーポン」の情報として、店舗IDが記されたURLが取得できる。記載のURLにアクセスすると「ぐるなびタッチ」のサービス画面が表示される。来店時に端末をかざすことで来店回数がカウント可能で、店舗側はリピーターに対する特典などを用意できる。携帯電話の固有IDで判断するため登録作業は不要で、機種変更時にも対応する。 情報はぐるなびのサーバーで一元的に管理され、来店記録や特典情報やキャンペーン情報などが確認できる。サーバー側で情報が管理されるため、複数の店舗の来店回数や来店した店舗の履歴が確認できる。 一方、店舗側は電源を用意するだけで導入できる。店舗のレジスターとは連携しておらず、店舗ID入りのURLを配信する装置としておサイフケータイが活用される。来店スタンプ機能や特典などは飲食店側で用意するほか、ぐるなびも利用特典などを展開する予定。リピーターや新規ユーザーの獲得につながるとしており、マーケティング情報なども取得できるという。なお、専用端末はFeliCaのリーダーライター「ピットタッチ」などを展開するBUG（ビー・ユー・ジー）が供給するもの。 ぐるなびでは、今回の「ぐるなびタッチ」を飲食店情報サイト「ぐるなび」に加盟する約60,000店舗のうち、ぐるなびの販促商品を利用している優良顧客の約10,000店舗に年度内にも無償配布する。そのほかの店舗については、「様子を見ながら展開する」としており、導入費用などについては明らかにされなかった。
■ 新たな飲食店の利用喚起ツール
ぐるなびを見て飲食店に訪れたユーザーを、店舗側がリピーターとして獲得するために、「ぐるなびタッチ」のような仕組みを考えたとしており、ユーザー側も店舗側も簡単に利用できるおサイフケータイを選んだという。 今回の仕組みは、おサイフケータイを利用しなくても、たとえばQRコードのようなものでも実現できる。久保氏は、アプリを起動することなく、端末をかざすだけで情報が取得できるおサイフケータイの手軽さを選択したと述べた。 さらに、ぐるなびタッチについて「さまざまな可能性を秘めている」と語った。加盟店共通のバーチャルスタンプカードなども期待されるが、同社では導入する企業の反応を見て検討していくという。
■ ＵＲＬ ニュースリリース（PDF形式） http://www.gnavi.co.jp/company/release/2007/070829.pdf BUG http://www.bug.co.jp/ ■ 関連記事 ・ 第250回：トルカ とは （津田 啓夢） 2007/08/29 20:00 | ||||||||||||||||||||||||
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