電気通信事業者協会(TCA)は、2007年6月末時点の携帯電話・PHS契約数を発表した。契約数は3社ともに純増を記録し、5月に初めて純増数月間1位を獲得したソフトバンクは、6月は20万人以上の純増でトップを獲得している。
NTTドコモは8万8,800人の純増、KDDIは13万3,200人の純増(内訳はauが20万7,700人の純増、ツーカーが7万4,500人の純減)、ソフトバンクは20万4,800人の純増。
四半期ごとに数値が公表されるイー・モバイルの加入者数が初めて発表されており、第1四半期(4~6月)の加入者数は6万200人となっている。
ドコモは、総務省からの依頼により、2つの電話番号を1つの端末で利用できるサービス「2in1」の利用者を1契約として報告している。6月のドコモの純増数、8万8,800人には「2in1」の2つ目の番号(B番号)は含まれていない。
なお、6月の「2in1」サービス利用者は5万4,000人で、累計は6万6,800人。5月の「2in1」サービス利用者は1万2,800人だった。5月のドコモの純増数8万2,700人には「2in1」利用者が含まれており、今回と同様の「2in1」利用者を含めない5月の純増数は6万9,900人だったことになる。
第3世代携帯電話では、ドコモが74万5,300人、auが22万2,000人、ソフトバンクが52万7,100人。インターネットサービスは、iモードが5万8,700人、EZwebが13万7,100人、Yahoo!ケータイが22万2,400人の純増となっている。
PHSの契約数は、ウィルコムが2万2,000人の純増、ドコモが2万8,400人の純減。PHS全体では6,400人の純減となっている。
なお、MNP利用した6月の契約数についても、各社が明らかにしている。転入と転出を差し引きした各社の結果は、ドコモが6万3,400人のマイナス、auが5万3,900人のプラス、ソフトバンクが1万1,600人のプラスとなった。また、転出のみで転入を受け付けていないツーカーは2,200人のマイナスとなり、auとツーカーを合算したKDDIとしては5万1,700人のプラスとなった。
【携帯電話:各グループごとの加入者数および総計】
事業者 |
純増数 |
累計 |
NTTドコモ |
88,800 |
52,845,700 |
KDDI |
133,200 |
28,709,400 |
ソフトバンク |
204,800 |
16,440,500 |
イー・モバイル |
60,200 |
60,200 |
総計 |
487,000 |
98,055,800 |
※イー・モバイルは四半期ごとの集計
【第3世代携帯電話:各グループごとの加入者数および総計】
事業者 |
純増数 |
累計 |
NTTドコモ |
745,300 |
37,854,300 |
au |
222,000 |
27,558,100 |
ソフトバンク |
527,100 |
9,217,900 |
イー・モバイル |
60,200 |
60,200 |
総計 |
1,554,600 |
74,690,500 | ※イー・モバイルは四半期ごとの集計
【携帯電話:インターネット接続サービス契約数】
事業者 |
純増数 |
累計 |
iモード |
58,700 |
47,725,200 |
EZweb |
137,100 |
24,085,500 |
Yahoo!ケータイ |
222,400 |
13,837,500 |
総計 |
418,200 |
85,648,200 |
【PHS:各グループごとの加入者数および総計】
事業者 |
純増数 |
累計 |
ウィルコム |
22,000 |
4,647,800 |
NTTドコモ |
-28,400 |
374,000 |
総計 |
-6,400 |
5,021,800 |
■ URL
電気通信事業者協会(TCA)
http://www.tca.or.jp/
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(太田 亮三)
2007/07/06 16:54
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