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ウィルコム×東芝、初心に戻って6年ぶりの「Carrots」

ウィルコムの土橋氏(左)と東芝の岡本氏(右)
 ウィルコムは、同社の新音声端末として、東芝製折りたたみ型音声端末「WX320T」を7月上旬に発売する。また、「9」や「WX320K」といった既存ラインナップの新色も明らかにされた。31日の説明会には、ウィルコムの執行役員副社長 営業統轄担当の土橋匡氏や、東芝 モバイルコミュニケーション社の統轄技師長である岡本光正氏らが出席し、プレゼンテーションを行なった。

 土橋氏は、4月末現在で累計459万加入を獲得しているウィルコムの現状を説明。昨年10月のMNP(Mobile Number Portability、番号ポータビリティ)導入以降、加入率は鈍化していたが、春の進学・就職シーズンを迎えて好調に推移しているとした。

 今回の「WX320T」はウィルコム初の東芝製端末となるほか、DDIポケット時代から見ると実に6年ぶりの東芝製端末の復活となる。また、2001年の「Beat Carrots」以来、久々に「Carrots」ブランドを冠した端末の登場となる。

 ところで、なぜ東芝製PHS端末が「Carrots」かというと、それは1995年に発売した初代「Carrots」が、端末ボディカラーがオレンジ、アンテナ部がグリーンと、ニンジンをイメージしたものだったからだ。新端末「WX320T」でも、差し色としてこのカラーリングを受け継いでおり、ブラックにはオレンジ、ホワイトにはグリーン系の色が使われている。

 東芝の岡本氏は「Carrots」のブランド名について、「初心に戻ってCarrotsの名称を使った」と話した。東芝は、この空白の6年間、auやソフトバンクモバイル、NTTドコモ(1機種のみ)で端末を提供してきた。同社では、携帯電話を開発していく中で蓄積したノウハウをPHS端末にも展開していく考えだ。

 なお、今回の「WX320T」は、PHSの高度化規格である「W-OAM」をサポートしている。ウィルコムでは首都圏などトラフィックの多い都市部を中心に、既存の基地局をW-OAMにリプレイスしている状況だ。同社では、2007年度にも混雑したエリアでのカバー率を6割程度にする方針。


月間純増数の推移 東芝の端末投入意図 Carrotsの歴史

実に6年ぶりの端末供給 商品コンセプト 端末の特徴


URL
  ウィルコム
  http://www.willcom-inc.com/
  東芝
  http://www.toshiba.co.jp/

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(津田 啓夢)
2007/05/31 18:23

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