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「WX320T」は、アンテナを内蔵した東芝製の折りたたみ型音声PHS端末。PHSの高度化通信規格である「W-OAM」をサポートする。 東芝では、スタイリッシュなデザインかつ、ビジネスでもプライベートでも使えるフレンドリーな端末を目指したという。このため、アンテナ内蔵とともに手に収まりやすい形状を採用し、ボタン部がドーム上に隆起した「でかキー」を搭載した。また、側面部も片手で端末が開きやすいような形状にしたという。 トピックとなるのは、ウィルコムの音声端末初となる赤外線通信機能の搭載だ。同機能では、アドレス帳や撮影した画像データ、プロフィールといった情報を赤外線で送受信できるというもの。他社の携帯電話でも一部機種を除いて送受信が可能となる。 ディスプレイは、2.4インチのQVGA液晶を搭載し、背面にはモノクロサブディスプレイを装備。底面部ヒンジ付近には130万画素CMOSカメラを搭載し、フラッシュライト機能を用意される。QRコードも読み取れる。側面部にはmicroSDカードスロットを搭載し、1GBタイプのメモリカードまで動作検証しているとのこと。 さらに、「ベストコネクト」機能も搭載する。この機能は、側面部「サーチ」キーを押すと、付近のもっとも安定した基地局を探し、自動的にハンドオーバーを行なうというもの。通話中でもサーチ可能。 パソコン向けのWebサイトが閲覧できるフルブラウザ「NetFront V3.4」や、WordやExcel、PowerPoint、PDFといったビジネス文書が閲覧できる「ドキュメントビューア」もプリセットされており、Javaアプリ（MIDP2.0）にも対応する。ICレコーダー機能も利用可能で、microSDに保存できる。文字入力時の予測変換機能はAdvanced Wnnを採用する。端末はUSBケーブルでパソコンと接続して充電できるほか、マスストレージとしても利用できる。 このほか、930mAhの大容量バッテリーを搭載。連続通話時間が約7.5時間、連続待受時間が約850時間となり、充電時間は約3.5時間。大きさは約50×97×21mmで、重さが約120g。ボディカラーはブラックとホワイトの2色。端末価格はオープンプライスだが、新規購入時の店頭価格は10,000円程度になる見込み。 東芝では、30代の男女をメインターゲットに、幅広い層に端末を提供していく方針だ。
■ ＵＲＬ ニュースリリース（ウィルコム） http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2007/05/31/ ニュースリリース（東芝） http://www.toshiba.co.jp/about/press/2007_05/pr_j3101.htm （津田 啓夢） 2007/05/31 13:02 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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