| ||||||
|
トヨタ自動車は、カーテレマティクスサービス「G-BOOK mX」および「G-BOOK mX対応HDDナビゲーションシステム」を5月以降に発売する新型車から順次展開する。 「G-BOOK mX」は、従来の「G-BOOK ALPHA」を一新し、ナビゲーション用地図データをネットワーク経由で更新できる機能「マップオンデマンド」などを盛り込んだ総合テレマティクスサービス。 対応するカーナビとの組み合わせで提供され、無料で利用できる。また、車載通信モジュール「DCM（Data Communication Module）」が必要な有料サービス「G-BOOK mX Pro」も用意される。有料版は、「G-BOOK mX」の各サービスにセキュリティサービスやオペレーターサービスなどが含まれる。 新機能「マップオンデマンド」は、全国の高速道路や有料道路、自宅や目的地周辺の一般道路の地図データを通信経由で更新できるというもの。通信モジュールを搭載しない「G-BOOK mX」では、ユーザーの携帯電話を対応ナビに接続して、更新部分のデータをダウンロードする。有料版「G-BOOK mX Pro」では、内蔵された通信モジュールで自動的に地図データが更新される。高速道路や有料道路が新たに開通した場合、約7日で地図の更新が可能となる。 なお、「マップオンデマンド」機能は、新車登録から3年間利用できる。その後は、販売店で最新版地図ソフトを購入する必要がある。 「プローブコミュニケーション交通情報」は、「G-BOOK mX」搭載車の速度や位置などの走行データを元に、渋滞回避ルートを案内するというもの。ネットワーク経由で渋滞情報がG-BOOKセンターに蓄積され、VICS情報ではカバーでしきれなかった道路情報を含めたより高度な最適ルートの案内ができるという。 また、「G-BOOK mX」対応ナビはBluetoothに対応し、AVプロファイルをサポートしているため、Bluetooth対応携帯電話やポータブルオーディオプレーヤーに保存された音楽データが車のスピーカーから再生できる。 このほか、「G-BOOK mX Pro」の対応機種では、音声通話契約なしにオペレーターとの通話が可能。従来有償サービスとなっていた緊急通報サービス「ヘルプネット」についても、新車登録から3年間は標準装備される。4年目以降は、2年毎に1,050円の利用料がかかる。 なお、新サービスの開始にともなって、従来の「G-BOOK ALPHA」の利用プランもリニューアルする。従来5種類あったプランは、無料の「G-BOOK ALPHA」と有料の「G-BOOK ALPHA Pro」の2種類に簡素化される。 KDDIでは、トヨタとデンソーと共同で、下り最大2.4Mbpsのデータ通信が可能なCDMA 1X WIN対応の「G-BOOK mX Pro」向け車載用通信モジュールを開発した。無線で開通・閉塞、および電話番号などのIDの書き込みが可能となるため、通信モジュールの搭載から実利用開始まで時間を要するユーザーにも対応できるとしている。 ■ ＵＲＬ ニュースリリース(トヨタ自動車) http://www.toyota.co.jp/jp/news/07/Apr/nt07_0403.html ニュースリリース（KDDI） http://www.kddi.com/corporate/news_release/2007/0411/ 「G-BOOK」サービス案内 http://g-book.com/ ■ 関連記事 ・ トヨタ、1xEV-DO対応で音楽配信も利用できる「G-BOOK ALPHA」 （津田 啓夢） 2007/04/11 15:28 | ||||||
|
