携帯端末側にインストールするクライアント・ソフトウェアが一新され、Symbian OS上のS60 3rd Edition向けには新たなメールソフトが提供される。サブフォルダの同期・表示が行なえ、検索機能も搭載されている。Windows Mobile 5向けにも新たなクライアントが用意され、こちらもサブフォルダの同期・表示に対応。法人ユーザーの要望に応じた機能が追加されている。
提供開始後のバージョンアップによりWindows Vista、Outlook 2007、Exchange Server 2007にも対応する予定のほか、Windows Mobile 6もサポートされる予定。
また、「Mobile Suite 8」はASPサービスに対応しており、ウィルコムが「Mobile Suite 8」を利用したサービス「WILLCOM Sync Mobile」を3日に発表している。法人向けサービスでは、TISからも「Mobile Suite 8」を利用したASPサービスが発表されている。
荒井氏は、これら3つの分野が伸びる理由として、バッテリー利用時間の改善や機能の向上などハードウェア面の進化、パワーオンパスワードの強制利用などセキュリティポリシーを徹底させる技術の進化を理由に挙げた。また検針業務などにおいては、セキュリティや管理機能の面を含め、「Mobile Suite 8」などを利用すれば専用端末に比べて安価なランニングコストで済む点を挙げた。