カシオ計算機が手のひらサイズのPDA「カシオペア」シリーズの新製品「E-700」を９月15日より発売する。オープンプライスだが、店頭価格は６万円前後になる見込み。

　E-700は、Windows CE 3.0をベースにしたPDAのプラットフォーム「Pocket PC」を採用した製品。Webブラウザー「Pocket Internet Explorer」や、PIMソフト「Pocket Outlook」のほか、デスクトップPC用フォーマットのファイルも扱える「Pocket Word」「Pocket Excel」、Windows Media形式とMP3形式のデータが扱える「Windows Media Player」を標準搭載している。このほか、同社オリジナルの「モバイルスケジュール」「モバイル住所録」や、携帯電話のメモリダイヤル編集ソフト「携帯ほいほい」、デスクトップPC用の「Outlook 2000」も付属する。

　大きさは81.8×128×18.9mm、重さは218g（電池含む）。外部記録メディアとしてSDメモリカードを採用することで、従来機（E-503）と比べ約15％の小型化を実現している。バッテリーは専用リチウムイオン充電池で、４～５時間の充電で約７時間の使用が可能。

　PCと接続する際に利用するクレードルも同梱される。USBとシリアルをサポートしており、パッケージにはUSBケーブルが付属している。また、別売のケーブルを購入すれば、携帯電話やPHSを使用してネット接続することもできる。

　ボディカラーは、基本的にはミスティックブルー（濃紺）１色だが、同社では発売を記念してフレアムーン（黄色）とフレアリーフ（緑）のモデルも同時に限定販売（首都圏のみ）する。10月には「リモコン付きイヤフォン」（2800円）も発売される予定。