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au、「EZテレビ番組ガイド」の新バージョンが登場

新しくなった「EZテレビ番組ガイド」
 auのCDMA 1X WIN端末にプリセットされているアプリ「EZテレビ番組ガイド」は、無料のテレビ番組表ということもあり、利用したことがあるユーザーも多いのではないだろうか。実はこのアプリ、発売されたばかりの京セラ製CDMA 1X WIN端末「W44K」からこっそりバージョンアップされているのだ。

 「EZテレビ番組ガイド」は、電子番組表(EPG)技術を使ったテレビ番組表の閲覧や、テレビやHDD/DVDレコーダーなどのリモコンとして利用できるBREWアプリだ。初回起動時に地域設定などの登録が必要となるが、一部の検索機能を除いて無料で利用できる。

 2006年1月以降のWIN端末(W41T除く)にプリセットされており、11月末現在、約20機種に搭載されている。11月14日には、アプリを一度でも起動したユーザー(初期設定したユーザー)が200万人を突破し、利用者の増加ペースはワンセグ対応端末の投入以降に急増し、最近の登録ペースは平日1日9,000名、土日は13,000名と好調に推移しているという。

 W44Kから搭載された新バージョンは、今後発売されるWIN端末に標準搭載となる予定だ。ただし、現時点で前バージョンのユーザーはバージョンアップできない。KDDI メディア本部 メディアビジネス部の家中仁氏は、「既存端末との検証よりも開発を優先させた。今後、新バージョンの利用動向を見て検討していきたい」と話しており、今後の対応に期待したいところだ。

 なお、新バージョンの投入に伴い、12月1日~12月31日にかけて、「EZテレビ」の有料版のキャンペーンも展開される。新規会員は初月無料となり、12月中に解約しても月額利用料が発生しない。また、吉本興業のお笑いDVDなども抽選でプレゼントされる。


改良点は?

 最新版では、インターフェイスの部分が大きく変更されている。従来、暖色系でまとめられていた配色は、文字が視認しやすいようにブルー系に変更され、番組ジャンル毎に色分け表示もされるようになった。

 また、頻繁に利用される検索機能や赤外線リモコン機能は、簡単にアクセスできるよう配置も見直されている。メニュー表示も従来は画面いっぱいに表示されていたが、ポップアップ表示に変更され、バックグラウンドの内容が把握できるようになった。従来通り、録画予約なども可能だ。

 さらに、リモコン機能のインターフェイスも変更され、チャンネルをザッピングしやすいようにキー配置も変更。気になる番組をチェックして管理できる「チェック番組リスト」といった新機能も追加され、アプリからGoogle検索も可能となっている。


従来の暖色系からブルー基調のインターフェイスに変更 ドラマはピンク、映画は水色といった具合に、番組のジャンルによっては色分けして表示される

トップ画面上部の「キーワード」からすぐに検索ページに移動できる。このほかGoogle検索なども利用できる メニュー画面はポップアップ表示。バックグラウンドの内容が把握できるようになった

「チェック番組リスト」。有料版のEZテレビでは、好きなタレントなどを登録しておくと、放送前にメール通知する機能も用意されている リモコン機能は、ザッピングしやすいように左右キーでチャンネル変更が可能。新バージョンからリモコン機能にも広告が表示されるようになった

使いやすさにこだわった新バージョン

KDDIのメディア本部の家中氏(左)と吉原氏(右)
 KDDIのメディア本部 メディアビジネス部の吉原茂樹氏は、今回のバージョンアップについて「さらに使っていただけるように見やすさや使いやすさにこだわった。番組探しが楽しくなるようなものにしたかった」と経緯を語った。

 また、前述の家中氏は、「まず使ってもらわないといけない。テレビを観るときにEZテレビ番組ガイドを立ち上げてもらえるように、そのために必要なことを考えていきたい。それがブログやSNSとの連携であれば強化していくし、当然、ワンセグとの連携も強化していきたいと思っている」とコメント。同社はSNS「EZ GREE」や、個人ポータルサービス「au My Page」などを展開しており、こうしたサービスとの連携も便利に使えそうだ。

 ワンセグの開始当初、放送局と通信会社との関係が若干ぎくしゃくしているようにも感じたが、放送局側との関係も徐々に深まっているという。吉原氏は「携帯電話のメディアが、テレビ番組を宣伝するために適したメディアだと放送局が理解し出してきている。今後も良い関係を築いていきたい」と語っている。

 なお、KDDIの代表取締役社長兼会長である小野寺正氏は、ワンセグ端末が今後、カメラ機能と同様に携帯電話の標準機能になるとの見解を示している。今後、放送と通信の連携サービスにさらに期待できそうだ。



URL
  「EZテレビ」関連サービス案内
  http://www.au.kddi.com/ezweb/service/ez_tv/

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第226回:EPG とは
コンテンツ連携型のテレビ機能「EZテレビ」


(津田 啓夢)
2006/11/29 12:42

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