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NTTドコモは、グアム島と北マリアナ諸島の移動体通信事業者であるグアムセルラーとグアムワイヤレスの2社を買収することについて、米国連邦通信委員会(FCC)から認可を得たと発表した。
同社では3月に現地2社の買収について、合意に達したと発表。その後FCCに対して認可申請を行なっていたが、今回、許諾を得たことで、準備が整い次第、投資持株会社経由でグアムセルラーを買収。その後、グアムワイヤレスから営業譲渡を受け、両社を統合する。今後、グアムセルラーがドコモの100%子会社になる予定。
ドコモでは、「グアムセルラーは現地市場1位で法人に強い。一方グアムワイヤレスは当社のローミング提携先でマスマーケットに強いと分析している。提携、あるいは部分的な出資ではなく、完全買収となったのは、組織を統合し迅速な意志決定をより強固にするため」としている。ドコモでは今後、GSM網を強化してGPRS化を進めるとともに、W-CDMAの導入を目指していく。
なお、買収対象であるグアムセルラーは、CDMA2000方式でのサービス提供を行なっている。この点について、ドコモでは「CDMA2000網をどうするか、今後については未定。既存ユーザーが存在しており、すぐにどうこうできるとは考えていない。ただ、W-CDMAへの移行は可能と見込んでいる」としている。現在、グアムやサイパンでは、auの国際ローミングサービス「グローバルパスポート(GLOBAL PASSPORT)」も利用できる。
■ URL
ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/20061114b.html
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(関口 聖)
2006/11/14 16:21
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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