「WiMAXについてこれまでさまざまなシミュレーションを行なってきた」と語すティードマン氏は、電波の利用効率の面でモバイルWiMAXより有利であると語った。ただ、標準化を進めるIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers:電気電子学会)の802.20ワーキンググループでは、現在、標準化作業が一次中断している。クアルコム側の見解では、同時期に発足した802.20と802.16eにおいて衝突が起こり、クアルコムや京セラ、フラリオンなどが進めてきた802.20グループに、16e側の陣営が参加、妨害工作とも取れる遅延行為が続いていたためだという。