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イー・モバイル、ネットワークサプライヤーに中国Huaweiを追加

 イー・モバイルは、HSDPAで全国展開を行なう予定の同社の携帯電話サービスのネットワークサプライヤーに、中国のHuawei Technologies(華為技術)を追加したと発表した。すでに発表されているエリクソンとともにネットワークを構築していく。

 HuaweiはW-CDMAやHSDPAなどの技術で、世界中の通信事業者に技術や基地局などを提供している企業。イー・モバイルは、先端技術に強みを持つ同社を優位と判断し、IP技術や小型基地局などの製品を日本におけるネットワーク展開に活用していく。

 東名阪エリアやコアネットワークはエリクソンが担当し、残る地域をエリクソンとHuaweiのどちらが担当するか、今後決めていくという。現在、仙台・札幌はHuaweiが担当することが決まっており、最終的に全国の約半分程度の地域をHuaweiが担当する見込み。


イー・モバイル 代表取締役会長兼CEOの千本 倖生氏

Huawei Technologies CEOの任 正非氏
 19日には記者発表会が開催され、イー・モバイル 代表取締役会長兼CEOの千本 倖生氏、同 代表取締役社長兼COOの種野 晴夫氏が出席したほか、HuaweiからはCEOの任 正非氏、Huaweiの日本法人・華為技術日本 代表取締役の閻 力大氏が出席した。

 千本氏は、今回ネットワークサプライヤーに追加したHuaweiを「3Gなどで世界トップクラスの技術力を持ち、IPの時代を迎えた今、最も興味のある会社」と評し、エリクソンとともに早期に全国展開を行なっていきたいとした。

 Huaweiの任氏は、W-CDMA、HSDPAのネットワーク構築でイー・モバイルに協力していくとし、「今回の契約はHuaweiにとっても重要なチャンス。我々は大切な一歩を踏み出した」と述べて、日本での本格的な展開に意気込みを見せた。

 種野氏はHuaweiの開発するHSDPA対応の小型基地局を「秘密兵器として展開していく」と紹介。従来なら2トンといったレベルの基地局設備が二十数kgにまで小型化されており、施設の屋上などにも通常のエレベーターで搬入できるという。エリクソンに対しても同様の小型基地局をオーダーしているとのことで、同氏は「全国展開を早く行なうためには必要。品質面でも調査を行ない、確信している」と述べるとともに、「現在基地局は建設中で、計画は順調に進んでいる」と進捗状況についても報告した。


国際的に活躍し、急成長を遂げているHuaweiを採用 Huaweiの開発した小型基地局は1つが二十数kg程度という


URL
  ニュースリリース
  http://www.emobile.jp/cgi-bin/press.cgi?id=437

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(太田 亮三)
2006/07/19 18:49

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