ノキアは、同社が展開する携帯電話用プラットフォーム「S60」向けのフルブラウザ「Nokia Web Browser」のエンジンコードをオープンソースとして公開すると発表した。
「Nokia Web Browser」は、いわゆるAjaxなどを含むダイナミックHTMLもサポートしたS60向けフルブラウザ。JavaScriptなどのコンポーネントはアップルのブラウザ「Safari」をベースにしている。パソコン向けWebサイトをS60対応携帯電話から閲覧でき、方向決定キーを長押しすると画面の片隅にWebページ全体を示すMinimapが表示され、ページ内のどの部分を見ているか、視覚的にわかるなど、特徴的な機能を備えている。
今回の発表によれば、「Nokia Web Browser」のソースコードは、BSDライセンスに基づき、「The WebKit Open Source Project」のWebサイトから提供される。ソースコードにはメモリ管理機能やマウスポインタ機能、テキストスピーチ機能なども含まれている。