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「905SH」は、移動体向け地上デジタル放送サービスの「ワンセグ」が視聴できる折りたたみ型端末。ディスプレイ部は、90度回転できるようサイクロイド機構が採用されている。海外では、似たような変形が可能な端末も存在するが、905SHで採用されているサイクロイド機構では、画面を回転させても、ディスプレイ部とヒンジの間に隙間が空かないようになっている。同社では「サイクロイド機構の採用により、通常の携帯電話と同じ持ち方のまま、横向き表示でワンセグを楽しめる」とそのメリットをアピール。 ディスプレイは2.6インチ、ワイドQVGAサイズ（240×400ドット）で、262,144色表示のモバイルASV液晶。従来機種のディスプレイよりも発色性を高めるため、新たなカラーフィルターが採用されているほか、周囲の明るさにあわせてバックライトを調節する自動調光機能が備わっている。ボーダフォンおよびシャープでは、905SHを「AQUOSケータイ」と名付けている。ワンセグでは、放送番組が16:9という比率で提供されているが、905SHではワイドQVGAサイズとなっていることで、フル画面でワンセグを楽しめる。
905SHでは、マルチタスクもサポートされている。これは、ワンセグ視聴時に電話がかかってきた場合、画面上部に電話をかけてきた相手が表示され、発話ボタンを押して応答しても、テレビ画面はそのまま、通話しながらテレビも見られるようになっているというもの。音声部分がテレビから通話に切り替わり、テレビ音声は字幕で表示される。ただし、ワンセグ視聴中にTVコール（テレビ電話）には応答できない。 同じくワンセグ視聴時にメールが届いた場合も、受信メールの確認が可能で、画面を縦方向にした場合、画面上部にテレビ、下部でメールという表示にして、テレビを見ながらメール返信ができる。 モバイルASV液晶とサイクロイド機構を活かした機能としては、横画面のままTVコールやゲームができる。同社によれば「16:9の画面でプレイできるゲームは業界初」としており、サッカーゲームなどがプリセットされる。 このほか、miniSDカードへの録画機能もサポート。64MBでは20分間、1GBでは5時間20分の録画が可能で、EPG（電子番組表）から録画予約も可能。ただし、905SHの電源をオフにしていた場合、録画予約していても電源がオンになることはない。 大きさは49×105×27mm、重さは140gと、ワンセグ対応の携帯電話としては、最小・最軽量。また、連続待受時間は約360時間、連続通話時間は約180分。ワンセグ視聴時間は、明るさ2、イヤホン使用時で最大4時間となっており、他社のワンセグ対応機と比べて、最も視聴時間が長い。地上アナログテレビの連続視聴時間は明るさ2、イヤホン使用時で約90分。 ボディカラーは、ホワイト、ブラック、アクアマリンの3色。
■ ＵＲＬ ボーダフォン http://www.vodafone.jp/ ■ 関連記事 ・ ボーダフォン、ワンセグ対応の「905SH」を6月発売 ・ ワンセグ対応の905SH、回転機構のナゾが判明 （関口 聖） 2006/05/18 13:13 | |||||||||||||||||||||||||||
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