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ソフトバンクは、米クアルコムが開発した携帯電話向け放送プラットフォーム「MediaFLO」の導入を目指して、検討を進めていることを明らかにした。 MediaFLOは、携帯電話での利用が想定された放送プラットフォーム。“FLO”は、“Forward Link Only”の略称で、テレビと同じく放送波を受信して楽しむ形になるが、電波の利用効率が良いこと、既存の3G端末に専用チップを付加するだけで対応できることなどが特徴となっている。ソフトバンクでは、MediaFLOを使った、携帯向け動画サービスの実現に向けて、クアルコムと検討を重ねているという。 ソフトバンクでは「（MediaFLOが利用できる）周波数帯の割当方針は明らかにされていないが、当社ではクアルコムと協力してMediaFLOの導入について検討を進めている。周波数帯が獲得できれば、できるだけ早期に提供していきたい」と説明。同社グループのBBモバイルが携帯電話事業開始に向けて準備を進めているが、「MediaFLOがBBモバイルの事業になるかどうか、という点では、事業として検討しているのではなく、技術検討、構想といった段階だ」（ソフトバンク広報）としている。 携帯電話を対象にした放送としては、4月から「ワンセグ」が本格スタートする予定。また、MediaFLOについては、米国でベライゾン ワイヤレスが2006年中にサービス提供を予定しているほか、国内ではKDDIがクアルコムと合弁会社を設立し、導入を検討している。 ■ ＵＲＬ ソフトバンク http://www.softbank.co.jp/ ■ 関連記事 ・ 米クアルコムCEO、802.11nやMediaFLOに言及 ・ クアルコムとベライゾン、MediaFLOによるテレビ配信サービス ・ KDDIとクアルコム、携帯向け放送「MediaFLO」企画会社設立 （関口 聖） 2006/02/01 14:32 | ||||||
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