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W32Hでの利用イメージ
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JR東日本は、首都圏や仙台エリア、新潟エリアの同社鉄道に携帯電話で乗降できる新サービス「モバイルSuica」を1月28日に開始する。あわせて同社では主要駅に案内ブースを設営するほか、一部コンビニで現金チャージも可能となる。
「モバイルSuica」は、非接触ICチップを内蔵した乗車カード「Suica」と同じ機能を、携帯電話でも利用できるというサービス。鉄道の乗降、あるいは電子マネーでのショッピングという面では、カード型とモバイルSuicaの違いはなく、同じ使い方となるが、チャージ方法などが異なっている。モバイルSuicaでは、基本的にクレジットカードを登録した上で、ネットワーク経由でのチャージとなり、利用できるクレジットカードは、JR東日本が発行するビューカード(提携カード含む)のみ。ただし、JRの駅周辺に展開しているコンビニエンスストア「NEWDAYS」や、ファミリーマートの一部店舗では、カード型と同じく、現金でモバイルSuicaにチャージできる。なお、券売機などでは現金によるモバイルSuicaへのチャージはできない。
また機種変更や紛失時などの問い合わせ窓口として、専用のコールセンターが設けられ、電話をかけて手続きする形となる。
28日のスタートにあわせて、首都圏の主要駅に案内ブースが設営される。東京、品川、渋谷、新宿、池袋、上野、横浜、川崎、吉祥寺、八王子、大宮、錦糸町、船橋、千葉の各駅に設けられるブース内では、モバイルSuicaに関する質問への対応などが行なわれる。また、モバイルSuica専用の「ビュー・スイカ」カードの仮番号をその場で発行することも行なわれる。仮番号を得ることで、すぐにモバイルSuicaを利用できるようになるが、正式にカードが発行されれば、仮番号を削除して正式なクレジットカード番号を入力しなおす必要がある。ブースは、1月28日~4月30日の12時~20時の間、オープンしている。
現時点での対応機種は、ドコモの902iシリーズ(D902i除く)、N901iS、P901iS、SH901iS、F702iD(未発売)、auのW32H、W32S(要バージョンアップ)、W41S。モバイルSuicaの利用にあたっては、「Suica設定アプリ」「モバイルSuicaアプリ」をダウンロードする必要があるが、新たに対応機種となったauの「W41S」向けアプリは2月2日からの配信となる。サービス開始時期から若干遅れての配信となることに対して、KDDIでは「BREWアプリでは配信をするための準備期間が必要となっているため」と説明している。
モバイルSuica用のアプリは、公式メニュー内のサイトからダウンロードする。iモード版は、公式メニューの「交通/地図/旅行」→「鉄道/バス」→「JR東日本」から、EZweb版は、公式メニューの「地図・交通・旅行」→「鉄道」から、EZ FeliCaメニューの「サービス一覧」→「鉄道」から。また、JR東日本企画では、会員向けサイト「Suica.jp」をオープンし、キャンペーン情報やコンテンツの配信などを行なっていく。このほか、JR東日本のWebサイト、および地図情報サイト「マピオン」の携帯版では、Suicaの電子マネー機能に対応した店舗を検索できる機能が用意される。
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編集部で試したところ、W32HではモバイルSuica用のアプリをダウンロードできた。ただし、W41SやP902iでは、ダウンロードできなかった
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こちらは設定アプリ。どちらのアプリも、現在のところ、起動しても「サービス開始は28日」と案内が出るのみ
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■ URL
モバイルSuicaに関するお知らせ(JR東日本、PDF形式)
http://www.jreast.co.jp/press/2005_2/20060105.pdf
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・ JR東日本、「モバイルSuica」を来年1月28日スタート
・ JR東日本に開発の背景と今後の展開を聞く
(関口 聖)
2006/01/27 15:57
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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