米アドビシステムズは、携帯電話や家電での利用が想定されたFlashの新バージョン「Flash Lite 2」を発表した。Flash 7をベースにしたもので、対応機種は今年後半にも登場する見込み。
「Flash Lite」は、携帯電話など組込向けのFlashプラットフォーム。国内の携帯電話でも採用されており、コンテンツだけではなく、メニュー画面などユーザーインターフェイスでも利用されている。今回発表された「Flash Lite 2」は、その最新バージョンで、初めてのメジャーバージョンアップとなる。
Flash 7の技術をベースにしており、ActionScript 2をサポート。また、動画や音声などマルチメディアデータや、XMLなどをダウンロードして読み込める。このほか同社では、あわせて開発キットの提供や、コンテンツ作成ソフト「Flash Professional 8」でFlash Lite 2の開発が可能になるアップデータの配布を開始している。ただし、開発にあたってライセンスを得られるのは、端末メーカーやキャリアに限られている。