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YOZAN、ボーダフォン網を使ったセキュリティシステム

 YOZANは、子供向けのセキュリティシステム「児童見守りシステム」で利用する通信網を、これまでの自社PHS網からボーダフォンのPDC網に切替え、2006年7月より全国展開する。これに伴って、サービス名称は「パーソナルセキュリティシステム」に変更される。

 「児童見守りシステム」は、YOZANのPHS網を使った子供向けのセキュリティシステム。対応する卵形の携帯端末「スク-ルベル」には、防犯ベルや通報機能が搭載されており、子供が危険を察知して通報すると、近隣住民の家庭に設置された「VSフォンII」とPHS網を経由してセンターに通報が届き、センター側のスタッフと音声通話で状況確認が行なえる。

 また、センター側は、助けを求めている子供の位置を特定し、もっとも近い「VSフォンII」に通知する。主に、自治体や教育機関などをターゲットにしたソリューションとなる。

 2006年7月スタートの「パーソナルセキュリティシステム」は、PHS網ではなく、ボーダフォンのネットワークを使って展開される。このため、提供エリアが一気に日本全国に拡大することになる。

 専用端末は、「スクールベル」とほぼ同形状のものが提供される予定で、GPS機能が搭載される。緊急時には、GPS機能によって子供の位置を特定し、保護者などに通報。オプションサービスとして、最大2件の連絡先に電話がかけられる機能なども提供される予定となっている。

 YOZANでは、自治体や教育機関だけでなく、法人での利用も想定して展開する。2006年4月にはプロトタイプの端末を使ってトライアル実験が開始される予定。なお、既存の「児童見守りシステム」の顧客には後継機が提供される見通しとのこと。同社では、今回のシステムを発展させた形で、将来的には移動体向けのWiMAXでセキュリティシステムを展開したい考えだ。

 なお、ボーダフォンによれば、今回のYOZANのサービスはMVNOではないという。ボーダフォン回線を使った1つのソリューションとして捉えているようで、MVNO契約は締結していないとしている。



URL
  ニュースリリース(YOZAN)
  http://www.yozan.co.jp/mtupload/2005_1222_130656.pdf

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(津田 啓夢)
2005/12/22 16:38

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