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アイピーモバイル、TD-CDMAで携帯通信事業を2006年10月開始

 アイピーモバイルは、2GHz帯における「特定基地局の開設計画」が認定されたことを受け、改めてモバイル・ブロードバンド事業への参入を表明するとともに、2006年10月を目処にサービスを開始する予定と発表した。

 同社の携帯電話事業の中心となるのは、データ通信が中心の「モバイル・ブロードバンド事業」。国内初となるTD-CDMA方式により、下り最大5.2Mbps、上り最大858kbpsの通信速度を実現するとしており、IPネットワークとの組み合わせで低廉なインフラを構築するとしている。

 また、モバイル・ブロードバンド事業におけるプラットフォームや端末、アプリケーションをオープンに提供するとしており、MVNO方式でインフラを提供することも予定している。

 具体的なサービスイメージとしては、パソコン用の「カード型端末」、ブロードバンド化の困難な地域を対処とした「モデム型端末」、モデム型端末を小型にし、携帯型ゲーム機や携帯型音楽プレーヤーなどと無線接続できるような「携帯型端末」、「組込機器向け端末」の4種類の提供形態を案内している。

 サービスエリアなどの展開計画は、データ通信需要が高い地域、ブロードバンド化が困難な地域を中心に展開していくとしており、2006年度より東名阪でサービスを開始し、2008年度からは順次全国にサービスを展開していくとしている。

 同社代表取締役の杉村 五男氏は、9日の特定基地局の開設計画の認定を受け、「社会の重要な資産である電波を預かることになり、身の引き締まる思い」とコメント。「全く新たなサービス・価値を提供し、国民の生活をより豊かにすることに努める」としている。



URL
  ニュースリリース(PDF形式)
  http://www.ipmobile.jp/press/img/05-004.pdf
  アイピーモバイル
  http://www.ipmobile.jp/

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(太田 亮三)
2005/11/09 20:32

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