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DDIでは、来週中にも次世代携帯電話システム「IMT-2000」の導入について、事業変更許可申請および無線局免許申請を行なう予定だが、同社が日欧方式と北米方式のどちらを採用するのかについて関係者の視線が同社に集まっている。
同社では、IDOとともにクアルコムのcdmaOne方式によるサービスを提供していることから、「MC-CDMA」(cdma2000、北米方式)が採用されるものと見られていた。ところが、今年3月に入り、DDIが「DS-CDMA」(W-CDMA、日欧方式)を採用するのではないかという噂が囁かれるようになった。クアルコムは当然これに反発、海外の通信事業者と手を組み、事業認可申請の準備を進めている。
認可申請の締切が翌週末に迫った5月2日、「日本経済新聞」朝刊にDDIが再び方針を変更し、北米方式を採用することでIDOおよびKDDと合意したとの記事が掲載された。
これについて、DDI広報では「どちらの方式を採用するかについては依然検討中。来週中に申請する予定で、詳細についてはその際に明らかにする」としている。
一方のクアルコム側では「認可申請の準備は予定通り進めているが、DDIが北米方式を採用するなら申請は行なわない。DDI次第だ」としている。
なお、NTTドコモとJ-フォンについては、すでに日欧方式の採用を決め、事業認可の申請を済ませている。
■ URL
参考記事「DDI-セルラーが採用する次世代規格は何?」
http://www.watch.impress.co.jp/mobile/news/2000/03/16/ddicdma.htm
■ 関連記事
・ クアルコムがIMT-2000の事業認可申請?
・ J-フォンがIMT-2000の事業認可申請
■ URL
参考記事「ドコモ、次世代携帯『IMT-2000』の事業認可を申請」
http://www.watch.impress.co.jp/mobile/news/2000/04/04/imt2000.htm
(湯野 康隆)
2000/05/02 15:48
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