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ドコモ、「DOLCE」など新FOMA端末5モデル発表

左から「DOLCE」「SA700iS」「P701iD」「D701i」「N701i」

NTTドコモ 執行役員 マルチメディアサービス部長の夏野 剛氏
 NTTドコモは、人工皮革を使用した「DOLCE(ドルチェ)」をはじめ、「SA700iS」「P701iD」「D701i」「N701i」の合計5モデルの新FOMA端末の開発を発表した。このうちDOLCEについては8月5日に発売されることが決定している。いずれもiモード FeliCaには対応していない。

 同社では2日、都内で「FOMA Autumn Collection 2005」と題した発表会を開催。冒頭には、ファッションショー形式で端末を持ったモデルが次々と登場し、新機種のファッション性をアピールした。続いて、同社執行役員 マルチメディアサービス部長の夏野 剛氏が登壇し、新機種および新サービスの概要を説明した。

 夏野氏は、新機種および新サービスである「iチャネル」について、「1999年から開始したiモードでは4割のユーザーが有料コンテンツを使っていない。普及機である701iシリーズだからこそ、簡単にサービスを使ってもらおうということでiチャネルを搭載することになった。新機種の共通コンセプトは“ライフスタイルにとけ込んで使って貰えるケータイ”だ」とコメントした。なお、iチャネルの詳細については別記事を参照していただきたい。

 今回発表された新機種は、全部で5機種。このうち、701iシリーズとなる3機種については、マクロメディアの配信技術「Flash Cast」を利用した情報配信サービス「iチャネル」に対応している。


DOLCEの概要
 シャープ製「DOLCE(ドルチェ)」は、人工皮革をまとい、「大人ケータイ」というコンセプトに基づいた端末。型番としては「SH851i」になるが、店頭では「DOLCE」という名称でアピールされる。約2.4インチ、QVGA、26万2,144色表示のVeilViewモバイルASV液晶や、有効画素数126万画素(記録画素数123万画素)のCCDカメラを搭載。ディスプレイは、ワンボタンで視野角を切り替えられる機能を備えており、電車内などで横から覗き込まれないように狭い視野角にすることができる。最大256MBまでのminiSDカードが利用可能。ボディカラーはオレンジ、ブラック、ホワイト、ライトブルーの4色。いずれも8月5日に発売される。オープンプライスだが、700iシリーズ登場時とほぼ同じレベルの価格帯になる見込み。

 三洋製「SA700iS」は、GPS機能をサポートしたFOMA端末。NAVITIME製のGPS関連アプリを搭載しており、OSは「BREW 2.1」をベースにしたものとのこと。自位置検索のほか、目的地まで案内する歩行者ナビゲーション「かんたんナビ」が利用可能。同サービスは2008年末まで無料で利用できる。撮影画像にGPS情報を付加できるほか、メールで友人に現在地を通知することもできる。外部メモリカードとしてminiSDカードに対応する。このほか、USBケーブル経由でプリンタと接続すると写真をダイレクトに印刷できる「USBダイレクトプリント(PictBridge)」対応となっている。ボディカラーはメルティホワイト、グレイスブルー、シュプールレッドの3色。発売日は未定。オープンプライスだが、700iシリーズより若干高い価格帯になる見込み。

 パナソニック モバイルコミュニケーションズ製「P701iD」は、ディスプレイ側ボディの背面が光る機能「ヒカリドロップス」を備え、デザイン面を重視した端末。開発にあたっては、グラフィックデザイナーの佐藤卓氏が協力しており、「ケータイの原点に回帰する」ことをメインコンセプトに仕上げられている。外観は、角張った形状で光沢感を持たせた「スクエア×グロス」、丸みを帯び、つや消しした「ラウンド×マット」と2種類用意され、3種類のボディカラーと組み合わせることで、グロスホワイト、グロスブラック、グロスコーラル、マットホワイト、マットブラック、マットコーラルの6種類がラインナップされる。外部メモリカードとしてminiSDカードに対応する。


SA700iSの概要 P701iDの概要

D701iの概要

N701iの概要
 三菱製「D701i」は、背面に着信メロディの大きさなどによって光り方が変わる「エモーショナルイルミネーション」機能を搭載。アシンメトリー(非対称性)をモチーフにしたデザインで、ボディ素材には抗菌コートが施されている。有効画素数131万画素(記録画素数131万画素)のCMOSカメラを搭載し、miniSDカードスロットも装備。ボディカラーは、チェリー、ブラックベリー、オリーブの3色。

 「N701i」は、着せかえを楽しめる「スタイルプラス」を採用したNEC製端末。パネルとの組み合わせによって、最大32通りのボディカラーを楽しめる。待受画像やメニューアイコンなどは、スタイルプラスに付属するQRコードを読み取ることで、一括変更可能。D701iと同じく、抗菌コートを施した素材を使用している。有効画素数125万画素(記録画素数123万画素)のνMaicoviconカメラを備え、約2.3インチ、QVGA+サイズの液晶を搭載する。外部メモリカードとしてminiSDカードを利用可能。ボディカラーは、ホワイト×シルバー、ブラック×ブラック、ライトブルー×ブラウン、オレンジ×ブラウン。

 このほか会場では、新機種がいかに生活に馴染むか、その利用シーンをイメージさせるべく、さまざまな家具とともに新機種を展示するコーナーが設けられていた。ベッドやソファ、デスク、リビングのテーブルなど、生活のあらゆる場面で新機種が溶け込んでる様子がアピールされていた。


冒頭、ファッションショーのように発表会はスタート 新機種のファッション性をアピール

家具と共に新機種をアピール 生活の中に溶け込むケータイというコンセプトを端的に表わした展示となった


URL
  ニュースリリース(DOLCE、SA700iS)
  http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/20050802b.html
  ニュースリリース(P701iD、D701i、N701i)
  http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/20050802a.html

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音に合わせてイルミネーション「D701i」
スタイルプラスで着せ替えできる「N701i」
ニュースなどの情報を定期的に取得できる「iチャネル」
「SA700iS」のGPS機能、歩行者ナビなどをサポート


(湯野 康隆, 関口 聖)
2005/08/02 14:42

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