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発表会の冒頭、KDDI au商品企画本部 プロダクト統括部長の酒井 清一郎は、挨拶の中で「3Gにふさわしい大画面や折りたたみ形状などを搭載するにあたって、特にヒンジ部分で苦労した。カシオさんの情熱で困難を乗り越えて商品化できた。これからの夏シーズンに」と同端末を紹介。これまでG'zOneシリーズで満たしてきた防水性能などを折りたたみ形状でも実現するために、開発に時間がかかったとした。 「G'zOne TYPE-R」についてのプレゼンテーションは、KDDI au商品企画本部 プロダクト統括部 プロダクトマネジメントグループ プロダクトマネージャーの本田 進氏が行なった。同氏は、これまで発売されたG'zOneシリーズを「日常生活においてもタフネス性能が求められており、それまでにない個性的でワイルドなデザインが人気を博した」と触れ、4年ぶりに復活した同シリーズに付けられた「TYPE-R」のRには、業界に革命を起こす「Revolution」、ボディのデザインテーマである「Racing」のほかに、「開発者にとってはリバイバル（復活）のRという意味も込められている」と紹介した。
性能面では「雨の中やアウトドア、スポーツでの利用も実現した」とし、タフネスケータイとしての性能をアピール。発表会場に用意された水槽に端末を沈め、数十分後に取り出して電話をかけるデモンストレーションを行なった。 デザイン面では、テーマの「レーシング」に基づいて端末の各部を紹介。丸い形状のサブ液晶は「G'zOne伝統の時計をイメージした」という。「プロトタイプはすでに2年前に完成していたが、折りたたみ形状による苦労で開発を中断せざるをえなかった。2年以上をかけて開発し、思い入れがある。デザインオリエンテッドなG'zOneはきっと皆さんに気に入っていただけるだろう。長い時間、愛着を持って使っていただける端末になっているのではないか」と述べ、デザインや端末へのこだわりに自信をみせた。 JISなど明確な基準がない耐衝撃性能については、通常の端末向けの社内基準を満たしているという。「日常生活で落とす程度なら大丈夫」とのこと。また、苦労したというヒンジ部分の構造については、「可動部なので隙間をなくすことはできない。水が入らないようにすると、どうしても大きくなるが、発想を変えてヒンジには水が入ってもいいようにした。ただし、液晶やボディ側には浸水しない」と説明。この方式により防水性能と折りたたみ形状を両立できたのだという。 会場に来ていたカシオ 開発本部 デザインセンターの井戸 透記氏は、「G'zOneシリーズは、カメラ機能に当社のラインアップがシフトしても、ずっと温めてきた。A5403CAなどは、コンセプト段階のTYPE-Rを量産向けに派生させたデザインを採用している。今回のモデルは、2年以上をかけてじっくりと開発してきた。一点の妥協もない」とコメント。同端末に注いだ情熱を語った。
■ ＵＲＬ ニュースリリース（KDDI） http://www.kddi.com/corporate/news_release/2005/0526/ ニュースリリース（カシオ） http://www.casio.co.jp/release/2005/gzone.html G'zOne TYPE-R 案内サイト http://gzone.jp/ ■ 関連記事 ・「G'zOne TYPE-R」、原宿で展示中 ・au、折りたたみ型のタフネスケータイ「G’zOne TYPE-R」 ・カシオ、G'zOneケータイのプロトタイプを参考出品 （太田 亮三） 2005/05/26 15:06 | ||||||||||||||||||
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