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安心ナビ 位置確認
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「安心ナビ」は、GPSを利用して家族などの居場所を確認したり、特定エリアに入ったことを通知するサービス。「W32SA」「W31T」「A5512CA」に対応し、相手側の端末も「安心ナビ」に対応している必要がある。なお、今後発売される端末では基本的に標準対応となる予定。
23日に行なわれた発表会で、KDDI 執行役員常務 au商品企画本部長の井上 正廣氏は、同サービスを「生活に密着したGPSサービス」と紹介。これまで提供してきたサービスを進化させ、「安心という時代のニーズに応えるもの」とした。「安心ナビ 位置確認」と「安心ナビ エリア通知」の大きく2つが用意され、BREWアプリの形で端末に搭載される。「安心ナビ」サービス料金が比較的安価なのも特徴となっている。
「安心ナビ 位置確認」は、相手の現在地を検索できるというもので、基本料金が無料の「位置確認メール」と、自動的に相手の位置を取得できる「いつでも位置確認」の2つが用意されている。
「位置確認メール」では、事前に相手の登録などが不用で、アドレス帳から検索したい相手を選択し、メールで位置検索の要求を受けた相手が同意すれば、位置情報が送信される。サービスを利用する前に、まずパスワード認証を行なう。
利用する場合は、アドレス帳から検索したい相手を選び、アプリ上からメッセージを送信し、相手側に許諾を求める。相手側には、メッセージとともに、現在地の送信を許可するかどうかが求められる。許可すればそのまま位置情報が送信され、拒否する場合でも、送信者には「位置を確認できませんでした。リトライしますか?」とメッセージが表示されるだけで、拒否したことがわからないような配慮がなされている。
位置情報が確認できると、EZナビウォークで地図の表示が行なえる。地図の表示に限っては、EZナビウォークを登録せずに利用できる。また、屋内などの位置情報を確認した場合に、数百メートルの範囲で測位に誤差が生じることもあるが、3段階で測位した位置情報の正確性が判別できるようになっている。
利用料は無料で、検索する側・検索される側とも、位置確認メールの送信料金は1回3円。GPSなどの現在地情報の確認などを含めると、1回利用する毎にトータルで8~10円程度かかる。
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「安心ナビ 位置確認」の特長
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家族などの所在地が把握できる
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また、「いつでも位置確認」は、あらかじめ登録した相手に対して、自動的に現在地の情報を所得できるというもの。
利用する場合は、あらかじめ検索されるユーザーを登録する必要がある。検索する相手は3人まで登録可能で、逆に検索されるユーザーは5人まで設定できる。許諾の方法は、「位置確認メール」と同様にアプリ内でメッセージを送信する。相手が許可することで、いつでも相手の位置情報が取得可能になる。「位置確認メール」と同様に、位置情報の確認毎に許諾をとることも可能。位置情報の確認中は、相手側に測位中であることがアナウンスされる。この段階で検索を拒否することも可能。検索した履歴、検索された履歴なども確認できる。
検索する側のユーザーは、月額315円の利用料が必要。検索する側・検索される側とも位置確認料金は1回3円。なお、「いつでも位置確認」は、子供や老人などの位置情報を自動的に把握したい場合を想定しているという。
「安心ナビ エリア通知」は、あらかじめ設定したエリアに、登録した相手が入ったり出たりすると通知を行なうというもの。エリアは半径約200mのエリアで、主に学校や塾から帰る子供などの、“いつもの連絡”を自動化できるサービス。目の届かないところに行ってしまった場合に通知を行なうといった利用方法も考えられる。
エリアは10種類まで設定可能で、あらかじめ端末間で登録しておく必要がある。GPSでの測位となるため、周囲の環境を受けて測位に誤差が生じてしまう場合もあるという。基本料は無料で、検索する側に1回3円程度の料金がかかる。
■ URL
ニュースリリース
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2005/0523/
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(津田 啓夢, 太田 亮三)
2005/05/23 18:22
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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