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KDDI、タグリーダー搭載の携帯電話のプロトタイプ開発
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KDDIは、電子タグの読み取り機能を搭載した携帯電話の試作機を開発した。
今回の試作機は、W11Hをベースにした電子タグリーダー搭載の携帯電話で、パッシブタグとアクティブタグのそれぞれに対応した端末が開発された。電子タグの読み取りをソフトウェアで制御可能。昨年のCEATEC JAPAN 2004では、開発中のタグリーダー搭載携帯電話が出展されていたが、今回の試作機はこの開発が終了したもの。
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パッシブタイプ(左)とアクティブタイプ(右)の試作機
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近距離での読み取りに対応したパッシブタイプは、ミューチップを搭載し、最大5cm程度の距離で検知する。商品などに添付された電子タグにかざすことで、商品の産地や流通経路といったトレーサビリティ情報を取得できる。また、流通業の配送状況を管理するための業務端末としても利用可能。バッテリー側にタグリーダーが搭載され、大きさは38×100×15mm。
一方のアクティブタイプは独自仕様となっており、最大10m程度でタグを読み取れる。室内や地下街の壁などに設置されたアクティブタグから、離れた位置でID情報を読み取れ、ナビゲーションサービスなどが実現できるという。こちらもバッテリー側にタグリーダーが搭載され、大きさは38×80×10mm。
KDDIでは、GPSや端末のネットワーク機能を利用することで、タグをさまざまな情報と連携できるとしている。今後、メーカや研究機関などと協力して、3月中にも今回の試作機を使った電子タグサービスの実証実験を展開する。商用化の時期については未定としている。
■ ニュースリリース
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2005/0302/
・ KDDI、「A1403K」や燃料電池などを紹介
(津田 啓夢)
2005/03/02 15:37
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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