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ブースでは、同社の現状の端末ラインナップを手に取ることができるほか、10月下旬発売の京セラ製「A1403K」なども展示されていた。デモ機では、音声読み上げ機能などをクローズアップしていた。 また、CDMA 1X WIN対応の京セラ製通信カード端末「W02H」なども紹介。こちらも10月下旬発売予定で、店頭価格はW01Kと同様に14,800円程度となりそうだ。なお、W01Kと同様に下り最大2.4Mbpsのデータ通信が可能。KDDIでは、W02HをW01Kと料金プランが異なるため後継機とは考えておらず、今後、当分の間は併売していくとのこと。このほか、携帯電話向けの地上デジタル放送対応端末なども展示していた。 今回のブースでは、EZチャンネルやEZナビゲーションといった既存サービスの体験ブースなども用意されていた。EZチャンネルコーナーでは、ユーザーがさまざまなコンテンツを選んで実際のコンテンツを楽しめる。また、EZナビゲーションでは、タウン情報誌に掲載されるQRコードから、店舗所在地にアクセスできるデモンストレーションなどが行なわれていた。
KDDI、東芝、日立が共同開発を行なっている燃料電池の研究も紹介された。メタノール系の燃料電池をアダプタに装填して充電器として利用できるというもので、今後開発を進めて2005年には端末内蔵型を開発する予定だ。ただし、実用化は未定。現状の地上デジタル対応端末は、2時間弱の連続再生が可能だが、現在開発中の充電器型のものを接続すると、地上デジタル対応端末で5時間程度の連続再生が可能だという。ブースのスタッフは、燃料電池のメリットを「燃料を入れれば充電時間0時間ですぐに使えるようになる点」と語っていた。
このほか、携帯電話にRFIDタグリーダーを搭載した試作機なども参考出品されていた。W11Hのバッテリー部分にリーダーを搭載した端末で、パッシブ型とアクティブ型のアンテナを搭載した端末が1つずつ展示されており、いずれも端末が非常に大きい。スタッフによれば、携帯電話にRFIDタグリーダーを搭載する研究は開発に着手したばかりで、商用化の予定はないという。現在、年度内の実証実験を目指して改良を重ねている段階だという。法人向けソリューションや、デパート内での情報サービスなど個人向け用途の双方を視野に入れて展開していくとのこと。
■ ＵＲＬ CEATEC JAPAN 2004 http://www.ceatec.com/ KDDI http://www.kddi.com/ ■ 関連記事 ・ au、丸みを帯びたデザインの京セラ製端末「A1403K」 ・ au、音声通話も可能なCF型1X WIN端末「W02H」 ・ 三洋、H.264/AVCに対応した地上デジタル携帯の試作機を開発 （津田 啓夢） 2004/10/05 19:07 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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