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au、2005年秋にFeliCa搭載の携帯電話を投入

 KDDIとフェリカネットワークスは、auの携帯電話と非接触IC技術「FeliCa」を連携したモバイルFeliCaの導入に関して合意に達したと発表した。これに伴い、2005年秋を目処にFeliCa搭載のau端末が投入される。

 今回発表された内容は、KDDIとフェリカネットワークスがauの携帯電話において、FeliCaを搭載したラインナップの導入と普及に協力していくというもの。KDDIは、2005年秋を目処にFeliCa搭載のau端末を投入。2006年度以降に登場するCDMA 1X WIN端末にはFeliCaチップを標準搭載していくことを目指す。

 利用されるFeliCaチップには、フェリカネットワークスが管理する共通領域が採用されるとのこと。NTTドコモが提供している「iモード FeliCa」では、セキュアな役割を果たしている共通領域と、比較的自由にFeliCaを利用するサービスが構築できるフリー領域が用意されているが、KDDIによれば「共通領域以外の部分については未定」としており、具体的なサービスプラットフォームについては今後検討されていくようだ。

 これまでKDDIでは、携帯電話に搭載する非接触ICチップはUIMカードタイプとして、機種変更などを行なった際にも抜き差しできるようにする考えを明らかにしていたが、来秋投入される端末は、端末に内蔵されるタイプになる。これは、「UIMカードから方向転換したわけではないが、先行する他社と方式をあわせることでユーザーにとって受け入れやすいことなどを図るため、当初は埋込タイプにする」(KDDI広報)との理由に基づくという。

 KDDIでは、「auの携帯電話にFeliCaチップを搭載することで、電子マネーやポイントサービス、定期券などのサービスが利用できるようになる。カードタイプでは実現できない機能を提供していく」としている。



URL
  ニュースリリース
  http://www.kddi.com/corporate/news_release/2004/0928/

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(関口 聖)
2004/09/28 14:33

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