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NTTドコモは、カメラ付きのiモード端末「D253i」「N253i」「P253i」の3モデルを開発したと発表した。発売は10月以降になる予定で、店頭価格は15,000円前後になる見込み。
同社では15日、記者説明会を催し、プロダクトビジネス部 第二商品企画担当課長の檀浦 保二氏から商品コンセプトなどが説明された。
今回開発された253iシリーズは、iモードとカメラを中心にシンプルな機能をコンパクトな筐体にまとめたもの。サイズや色、価格がユーザーにフィットする“Myジャストケータイ”をコンセプトに掲げており、小型軽量で低価格な端末を求めるユーザー層をターゲットに開発したという。主な特徴として、「FOMAでは実現できないコンパクトなデザイン」「既存機能をブラッシュアップしたことによる使い勝手の向上」という2点に集約される。
檀浦氏は、「7月にリリースしたpreminiは、900iや50Xiシリーズと比べれば、販売数量は小さな規模ながらも、事前の予想以上に売れ行きを伸ばした。当社では、ヒット商品になったという認識だ」と述べ、ライトユーザー層には今回の253iシリーズのような端末に対するニーズが確実に存在し、取り込みを図る考えを示した。また、今後の25Xiシリーズの開発について同氏は「今のところ未定だが、市場動向を見て検討していく」と述べた。
「D253i」は、スライド構造の「3WAY STYLE」を採用した三菱電機製のiモード端末。スライドさせる段階によって各機能が起動する。音声でカメラのシャッターが切れる「音声シャッター機能」などが利用可能。ディスプレイは約2.0インチ、176×240ドット、約26万色表示のTFD液晶を搭載。有効画素数32万画素のCCDカメラを装備する。
連続待受時間は約520時間時間で、連続通話時間は約135分。大きさは約96×47×24mm(高×幅×厚)で、重さが約96g。ボディカラーはazzurro(アズーロ)、rosso(ロッソ)、aurino(アウリーノ)の3種類。
「N253i」は、端末キャラクターに「Toy Pooh」を採用したNEC製iモード端末。「くまのプーさん」のメニュー画面などが利用できるほか、よく使う絵文字を手軽に選べる「絵文字簡単入力」機能などを搭載する。
メインディスプレイは約1.9インチ、160×216ドット、65,536色表示のTFT液晶、サブディスプレイは約0.8インチ、66×88ドット、4,096色表示のカラーSTN液晶を装備。有効画素数31万画素のCMOSカメラとなる。
連続待受時間は約440時間時間で、連続通話時間は約120分。大きさは約91×49×26mm(高×幅×厚)で、重さが約95g。ボディカラーはブーケピンク、シュガーホワイト、エアブルー、アイスシルバーの4種類。
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ブーケピンク
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シュガーホワイト
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エアブルー
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アイスシルバー
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「P253i」は、ワンプッシュオープンボタンを搭載したパナソニック モバイルコミュニケーションズ製のiモード端末。メール受信時にメール本文中の絵文字に反応して光る「キラリメール」機能などを搭載する。
メインディスプレイは約1.9インチ、132×176ドット、65,536色表示のTFT液晶、サブディスプレイは約1.1インチ、96×64ドット、65,536色表示のTFT液晶を装備。有効画素数31万画素のCMOSカメラを搭載し、miniSDカードスロットが用意される。
連続待受時間は約400時間時間で、連続通話時間は約125分。大きさは約90×46×22mm(高×幅×厚)で、重さが約93g。ボディカラーはピュアホワイト、ピュアブルー、ピュアブラック、ピュアピンク、ピュアイエローの5種類。
なお、各機種の詳細については別記事を参照していただきたい。
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ピュアピンク
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ピュアイエロー
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■ URL
ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/04/whatnew0915.html
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(関口 聖, 津田 啓夢)
2004/09/15 16:32
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