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STNetは、四国エリアで提供してきたアステルブランドのPHSサービスの新規受付を終了した。 STNetでは、2002年3月にグループ会社だったアステル四国からPHSサービスの営業権を譲渡され、ADSLと組み合わせたサービスの提供などを行なってきたが、ユーザー数の減少傾向が続いていることや、他地域におけるアステルブランドのPHSサービスが次々と終了しているため、新たな事業展開が困難との判断に達したという。このため、同社では28日18時を持って、新規受付を終了し、将来的にはサービス自体を終了させる。 同社では今後、準備が整い次第、既存ユーザーに対して他キャリアへの移行などを案内していく予定。なお、現在アステルのPHSサービスでは、北海道、北陸、九州の3エリアでサービス終了となっており、関西、中国で音声サービスの新規受付が終了している。また中部では、今回の四国同様、サービス自体の新規受付を終了しており、将来的な撤退を明言している。 一方で、東京でサービスを提供する鷹山はDDIポケットとローミングを行なう予定で、アステル沖縄もDDIポケットと協力していく考えだ。同じアステルとはいえ、2つの道筋に分かれる形となっているが、STNetによれば「他社の詳細は知らないが、少なくともSTNetでは自社でネットワークを構築している。東京や沖縄はDDIポケットと同じNTT網を利用していると聞いており、自社網を持つ当社にとっては（DDIポケットと協力体制を築くというのは）技術的なハードルが高い」とのこと。 ■ ＵＲＬ プレスリリース http://www.stnet.co.jp/news/press/160728.htm ■ 関連記事 ・ DDIポケットとアステル沖縄、PHS事業を共同展開 ・ 鷹山とDDIポケット、ローミングサービス関連で基本合意 ・ アステル中国のPHS音声サービスが受付終了、将来的に撤退 ・ アステル中部、12日付けで新規加入受付を終了 ・ アステル北陸、5月26日でサービス終了 ・ HOTnet、アステルのPHSサービスを3月25日に終了 ・ アステル九州、11月19日をもってPHSサービスを終了 （関口 聖） 2004/07/28 18:31 | ||||||
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