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au、最大600KBのBREWアプリやFlashなど新サービス導入

 KDDIは、CDMA 1X WINの新機種が7月下旬より登場するのにあわせて、最大600KBのEZアプリ(BREW)やFlashへの対応など新サービスの導入を明らかにした。従来CDMA2000 1xだけで提供されてきたEZナビウォークにも対応する。


ドラクエ・FFがBREWアプリで登場

EZアプリ(BREW)は最大600KBと大容量になる
 定額制プランを持つ1X WINの強みを最大限活かしたと言える新サービスは、最大600KBのEZアプリ(BREW)だ。現時点で発表されているタイトルは、スクウェア・エニックスの「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」や、コナミオンラインの「pop'n music」など。順次、新タイトルが投入される予定。

 気になる料金体系だが、「pop'n music」は1ダウンロード157円、1曲につき53円で、ナムコの「タイムクライシスモバイル」は1ダウンロード525円になる。「ドラゴンクエスト」および「ファイナルファンタジー」については、現時点で未定となっている。

 また提供開始時期は、7月下旬登場予定が「タイムクライシスモバイル」「pop'n music」、フロムソフトウェアの「天誅 彩女の章」の3本。「ドラゴンクエスト」は8月開始予定で、「ファイナルファンタジー」は未定となっている。


「ドラゴンクエスト」は8月中に開始される予定 「ファイナルファンタジー」も登場する予定

「pop'n music」も配信される

EZwebのメニューも対応するFlash

端末の機能と連動した表示も可能なFlash

1X WIN向けEZwebのメニューはFlashに変更される
 新機種の目玉機能の1つは、マクロメディア提供のFlashへの対応。これにより、EZwebのメニューがある程度の階層までFlashで描かれ、グラフィック面で見やすさなどがはかられるものとなる。また端末の「EZボタン」を押した際に表示されるEZweb関連メニューは、端末内に保存されたFlashによるメニューで表示される。なお、EZwebにアクセスした際に表示されるFlashメニューは、従来のようなテキストを用いたメニュー画面に変更できないとのこと。

 EZwebのメニュー関連だけではなく、Flash対応のコンテンツも登場する予定だ。ジェイ・アニメ・ドットコムの「世界名作劇場EZ」や、バンダイネットワークスの「キャラゲーEX」など。

 これらのコンテンツは、単なる待受アニメーションだけではなく携帯電話の機能と関連したものも用意される。これは携帯電話向けFlashの新バージョン「Flash Lite 1.1」対応となることで実現したもの。

 具体的には、“loadMovie”や“loadVariables”に対応することで外部ファイルとの連携が可能になったことや、ActionScriptが取り扱えるほか、FSCommand2に対応したことでバイブレーターの動作指示や、電池残量や電界強度などをFlashで表示できるようになっている。また、BREWやGPSとの連携も可能で、テキストも入力できる。またMIDIファイルをボタン操作やフレーム単位で使用できる。

 こういったFlash関連の仕様については、あらためてKDDIのWebサイト上で詳細な情報が公開される予定だ。


これはEZwebのトップメニュー 選択した部分は大きく表示され、グラフィックが中心に表示される 「ビジネス&ニュース」というカテゴリーを選んだところ

「W21SA」でEZボタンを押したときに表示されるメニュー。これもFlashとのこと これは「W21S」 これは「W21K」。端末内のメニューだけに機種によって異なるデザインだ

“着せ替え”できるEZナビウォーク

メニュー画面から変更される「EZナビウォーク」

細かな点でカスタマイズできる「着せ替えナビ」。“グラビアアイドルが道案内する”というような使い方になる
 これまでの1X WIN端末では対応されていなかったEZナビウォークだが、今回より1X WINでも利用できるようになる。住所情報を含む2次元コードを撮影すれば目的地を手軽に設定できる機能など、CDMA2000 1xで提供されてきた機能に加えて、新たな特徴もいくつか追加されている。

 EZナビウォークのアプリを起動した際、表示されるメニューは従来より見やすさやわかりやすさを追求したデザインに変更されている。また、有料コンテンツという垣根を下げるため、EZナビウォークを利用したことがないユーザー向けの機能として、東京や札幌、神戸など全国各地の都市におけるナビゲーションをデモンストレーションしてくれる機能が用意されている。同社では「この機能は無料でいつでも利用してもらえる。有料ユーザーは使わないかもしれないが、とりあえず体験してみたいという方に触ってもらいたい」としている。

 また「着せ替えナビ」という機能も大きな特徴の1つ。現在地を表わすキャラクターや、音声ガイダンスなどを好みのものへ変更できるという機能で、今後待受画像や着信ボイスなどを配信するコンテンツプロバイダからデータが提供される予定だ。これが無料になるのか、あるいは有料になるのかは、各コンテンツプロバイダによって異なるという。またEZWeb内には「着せ替えナビ」といった専用メニューは設けられない。手軽に入手するにはEZナビウォークのメニュー内からサイトにアクセスする形になるという。


EZナビウォークのトップメニュー EZナビウォークの体験版とも言える「おためしナビ」 これは神戸の街でデモンストレーションをしてみたところ

着せ替えナビで変更すれば、好みのキャラクターが道案内してくれる こちらは設定画面 設定してみたところ

着うたはステレオに、EZチャンネルも拡大

 ダウンロード数が1億を超えた「着うた」は、一部機種が「ステレオツインスピーカー」を搭載することにあわせて、ステレオ再生対応となる。また、MP3からAACコーデックに変更され、サンプリングレートも向上されるなど従来よりも高音質化がはかられる。

 1X WINの特徴的なサービスである「EZチャンネル」については、1週間当たりにダウンロードできるデータ容量が、従来の3倍となる週あたり10MBに拡張される。また、7月8日より新たに14番組がスタートしており、今後は無料番組の拡充もはかられる。


 このほか、電子書籍については、取り扱うタイトルをさらに増やすほか、Eラーニングなど企業からの要望が届いているとのことで、同社ではさらに注力していく。


着うたも高音質化がはかられる EZチャンネルも拡充される


URL
  ニュースリリース
  http://www.kddi.com/corporate/news_release/2004/0712/

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(関口 聖)
2004/07/12 18:48

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