電気通信事業者協会(TCA)は、2004年3月末現在の携帯電話・PHS加入者数を発表した。
新社会人、新入学と各社の販売競争が活発になる3月、携帯電話加入者数ではauが475,700人の純増と6カ月連続で単月シェアトップを獲得。4月4日には、累計契約数で1,700万を突破した。次いで、NTTドコモが412,800人の純増、ボーダフォンが99,400人の純増、ツーカーが9,600人の純減となった。なおボーダフォンは、3月末で累計契約者数が1,500万契約を突破。2001年4月の1,000万契約達成から、2年11カ月で500万契約増加したことになる。
第3世代携帯電話では、ドコモのFOMAが723,800人、auのCDMA2000 1xが742,800人、ボーダフォンのVGS(Vodafone Global Standard)が5,800人の純増となった。特にドコモのFOMAは、auのCDMA2000 1xに迫る躍進を見せており、これまでのFOMAの単月純増数を大きく上回る結果となった。FOMAの単月純増数がもっとも大きかったのは昨年10月の334,000人。
このほか、インターネットサービスの利用者は、iモードが470,400人、EZwebが474,300人、ボーダフォンライブ!が80,800人の純増となった。
PHSサービスは、DDIポケットが7,000人の純増、ドコモが10,500人、アステルが16,000人の純減となった。アステルグループでは、4月6日にケイ・オプティコムがPHS音声サービスの新規受付を終了。今後、PHS音声サービスを終了させるとしている。
【携帯電話:各グループごとの加入者数および総計】 |
事業者 |
純増数 |
累計 |
NTTドコモ |
412,800 |
45,926,700 |
au |
475,700 |
16,958,800 |
ツーカー |
-9,600 |
3,631,800 |
ボーダフォン |
99,400 |
15,002,400 |
総計 |
978,200 |
81,519,700 |
【第3世代携帯電話:各グループごとの加入者数および総計】 |
事業者 |
純増数 |
累計 |
NTTドコモ |
723,800 |
3,045,100 |
au |
742,800 |
13,509,200 |
ボーダフォン |
5,800 |
137,700 |
総計 |
1,472,400 |
16,692,000 |
【携帯電話:インターネット接続サービス契約数】 |
事業者 |
純増数 |
累計 |
iモード |
470,400 |
41,077,000 |
EZweb |
474,300 |
15,699,700 |
ボーダフォンライブ! |
80,800 |
12,955,700 |
総計 |
1,025,300 |
69,732,400 |
【PHS:各グループごとの加入者数および総計】 |
事業者 |
純増数 |
累計 |
DDIポケット |
7,000 |
2,896,900 |
NTTドコモ |
-10,500 |
1,591,900 |
アステル |
-16,000 |
646,700 |
総計 |
-19,500 |
5,135,500 |
■ URL
プレスリリース
http://www.tca.or.jp/japan/database/daisu/yymm/0403matu.html
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(津田 啓夢)
2004/04/07 17:00
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