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同社では、ノートパソコン「Mebius」の新モデル発表も行ない、あわせて都内で記者会見を開催。壇上に立った情報通信本部 パソコン・モバイル事業部 事業部長の中村 眞氏は、これら新製品について「単に独立したものではなく、家庭の中核、ITの頭脳となるような製品」とアピールした。
今回発表された「HS-02S」は、家庭内に設置して、HDDにテレビ番組を録画できるほか、無線LAN経由でパソコンと連携したり、インターネット経由で携帯電話から録画予約などが可能なパーソナルサーバー。先代モデルと比べて、HDD容量が160GBとなり、無線LANもIEEE802.11b/gに対応するなど、細かな点でパワーアップしており、長時間モードで約155時間の録画が可能。なお、単体で録画できる番組は地上アナログ放送およびケーブルテレビで、地上デジタル放送やBS/CS放送のチューナーは搭載していない。 新たに開発された同社製PDA「ザウルス」用ソフト「Media Palette for Zaurus」が同梱されており、同ソフトをインストールしたザウルスから、インターネット経由で「HS-02S」内のMPEG-4データをダウンロードして外出先でも楽しめるようになった。なお、同ソフトが利用できるのは、「SLC-750/C760/S860」の3機種。
携帯電話との連携機能として、先代モデル同様にメール経由で撮影画像を投稿できる「投稿アルバム機能」や、外出先からテレビ番組の録画予約機能が用意されている。これらの機能は、iモード・EZweb・ボーダフォンライブ！対応端末で利用可能。 また、「HS-02S」からPCカードスロット（Type2）経由でSDカードなどにMPEG-4形式の映像を出力できるようになっており、MPEG-4対応の携帯電話であれば再生することも可能という。同社では数機種で動作確認しているとのことだが、詳細は同社Webサイトで順次紹介される予定。 「HS-02S」でエンコードできるMPEG-4形式のデータは、高（384kbps）/中（288kbps）/低（288kbps）と三種類の画質が用意されており、いずれもフレームレートは10fps。解像度は、「高」および「中」で320×240ドット、「低」で160×120ドットとなっており、携帯電話で再生できるデータは「低」のものになり、128MBのSDカードで55分程度の番組が入るとのこと。なお、録画時に直接MPEG-4形式のデータを生成することはできないため、MPEG-2形式のデータからエンコードしなければならない。この際に必要な時間は、録画時間の3.5～6倍程度になる。 「HS-02S」の大きさは342×260×85mm（幅×奥行×高）で、重さは約3.4kg。縦置きにすることもできる。Webサーバーやファイルサーバーとしても利用可能となっている。
■ ＵＲＬ ニュースリリース http://www.sharp.co.jp/corporate/news/040210-2.html 製品情報 http://www.sharp.co.jp/galileo/ ■ 関連記事 ・ シャープ、携帯電話からも接続可能なホームサーバー「HG-01S」 （関口 聖） 2004/02/10 16:03 | ||||||||||||||||||
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