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「SL-C860」は、Linux OSを搭載したVGAサイズの表示が可能なPDA端末。6月に発売された「SL-C760」のマイナーバージョンアップモデルとなる。ハードウェア性能は前モデルと同様に、CGシリコン技術を用いた640×480ドット、65,536色表示が可能な透過型システム液晶を搭載。ヒンジ部分から回転させて折りたたむことで、一般的なPDAのスタイル「ビュースタイル」と、キーボードを使用する際の「インプットスタイル」に変形させることができる。 同製品には、新たに英日・日英翻訳ソフト「翻訳これ一本 for Zaurus」が搭載され、日本文と英文の相互翻訳をサポートする。同ソフトは英日・日英合計37万7,000語の翻訳辞書と翻訳エンジンを搭載。独自のマルチレイヤー翻訳方式で自然に読みやすい訳文を出力する。英語のメールやホームページで分からない部分をドラッグしてタブレットの翻訳アイコンにタッチするだけで日本語に翻訳でき、原文と翻訳結果を画面の上下に同時に表示することができる。前モデル同様に、国語、英和、和英などの電子辞書も搭載される。 このほか、「USBストレージ方式」に対応し、USBケーブルで接続するだけで外部記憶メモリとしてザウルスに装着したコンパクトフラッシュやSDカードにアクセスできる「ザウルスドライブ」機能を搭載する。 各社のデータカード型PHSや無線LANカードに対応し、2003年11月19日より提供開始予定のソニーコミュニケーションネットワークのインターネット接続サービス「So-net」の定額制PHSパケット通信サービス「bitWarp PDA」にも対応する。 搭載されるCPUは、Intel XScale（PXA255 400MHz）。フラッシュメモリーは128MBで、64MBのSDRAMを搭載する。バッテリーは約8時間30分の連続表示が可能となっている。 大きさは約120×83×23.2mm（幅×奥行×高、突起部除く）で、重さは約250g。パソコンとの連携で使用可能なOSは、Windows 98/98SE/Me/2000/XP。 ■ ＵＲＬ ニュースリリース http://www.sharp.co.jp/corporate/news/031112.html ■ 関連記事 ・ 連続表示時間が延びたVGAザウルス「SL-C750」「SL-C760」 （太田 亮三） 2003/11/12 18:04 | ||||||
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