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NTTドコモが7月4日に発売したN505iで、従来の操作だけでは発信履歴が完全に削除しきれないことが分かった。
N505iは、サラウンド対応の着信メロディが楽しめるツインスピーカを搭載したNEC製iモード端末。今回明らかになった現象は、各発信履歴を削除しても、全件表示すると再度表示されてしまうというもの。ドコモによれば、この現象は従来端末の発信履歴には「上書表示」するだけのデータしかなかったが、N505iではそれに「全件表示」させるデータを加えているために発生しているという。全件表示時に再度削除すると完全に削除できる。
例えば従来端末の発信履歴では、最初にAに、次にBに、最後にAに発信した場合は、Aへの発信が上書きされるため、A、Bとしか表示されなかった。N505iでは、全件表示のデータを加えたことによって、そうした場合でもA、B、Aと表示できる。
ドコモでは、「あくまでも機能としての仕様であり、端末の回収や修理、機能の修正などは考えていない。ただし、その分かりにくさにも考慮し、出荷間際にも説明文を別途ショップ宛に送付して、現場で製品に差し込んでもらっている。説明文は、全ての製品に同梱されていると認識しているが、一部で抜けがあった可能性はある。初回出荷分以降は、工場で説明文を同梱するようにしているが、今後は説明書を分かりやすく改訂する予定だ」と説明している。
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発信(リダイヤル)履歴には、上書きと全件がある。履歴の削除は、両方でする必要がある
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■ URL
NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/
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(鷹木 創)
2003/07/07 20:09
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