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F2102Vは、背面に33万画素、端末を開いたメインディスプレイ上部に11万画素のCCDカメラを搭載した富士通製のFOMA端末。富士通製FOMA端末としては初のテレビ電話機能を備えたモデルとなる。外観は丸みを帯びた形状で、F2051とほぼ同サイズながらも、見た目ではより小さく感じられ、よりPDC端末に近い印象を受ける。F2051と同じくSymbian OSを搭載しているが、ドコモ担当者によると「体感速度などは、F2051とあまり差がないのではないか」とのこと。しかしながらメニュー画面などは、シャープさが全面に出たF2051と異なり、シンプルなデザインが採用されている。 メインディスプレイには、2.2インチ、176×220ドットで65,536色表示が可能な半透過型TFT液晶を採用し、背面のサブディスプレイは、約1.1インチのSTNモノクロ液晶で時刻などを確認できる。またキー側ボディの右側面にminiSDカードスロットも装備しており、パッケージにはSDカードアダプタが同梱される。 カメラ機能では、静止画で最大VGAサイズ（640×480ドット）の画像を撮影できる。また画像をアドレス帳に登録できるため、72×72ドットのアドレス帳用画像サイズという設定も用意されている。最大3倍のズームが可能なほか、最大90秒までの動画を撮影できる。 このほか、音声コーデックで、従来のAMR方式に加えてAAC（音響圧縮方式）方式が追加されており、iモーションで利用できるようになった。また、キー側ボディのヒンジ近くには2つのスピーカーを装備し、テレビ電話の際でも相手の声が聞きとりやすくなっている。先日発表されたクライアント認証サービス「FirstPass」にも対応している。 さらに同梱される充電器には、電源端子のほかにUSBポートが備わっており、パソコンとの連携が可能なクレードルとしての機能も有している。このため、充電しながら、携帯電話のPIMデータをパソコンと同期したり、バックアップできる機能「スケジューラシンクロ機能」が利用可能。なお、USBケーブルはパッケージには同梱されず、市販のものを利用する。今後のFOMA端末に同様の機能を備えた充電器が提供されるかどうかは「富士通製端末ではあり得るが、他社製端末では分からない」（ドコモ担当者）としている。また充電器を用いずにパソコンとF2102Vを接続する場合は、既存のFOMA用USB接続ケーブルが利用できる。 連続待受時間は移動時で約240時間、静止時で約310時間。連続通話時間は音声通話時で約130分、テレビ電話利用時で約90分。大きさは大きさは101×50×26mm、重さは115g。ボディカラーはブラック、シルバー、レッドの3色が用意される。
■ ＵＲＬ ニュースリリース http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/03/whatnew0630.html ■ 関連記事 ・ ドコモ、TV電話対応のカード型端末を含む新FOMA端末3機種 （湯野 康隆, 関口 聖） 2003/06/30 13:45 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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