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NTT東西、Lモード端末で画像の送受信が可能になる「写真Lメール」
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NTT東日本とNTT西日本は、Lモード端末のメールサービスを拡張し、Lモード同士やLモードと携帯電話・パソコンなどと画像を交換できる「写真Lメール」サービスを7月15日に開始する。追加料金不要で利用できる。
「写真Lメール」は、Lモード対応端末で画像を送受信できるサービス。パソコンやカメラ付き携帯電話などから送信された画像は、Lモードゲートウェイ内の専用サーバーに一旦保存される。宛先となったLモード端末には、URLの記載されたメールが送信され、そこにアクセスして画像を参照することになる。なお、専用サーバーに保存される期間は14日間、画像サイズは最大200KBまででサイズを超過した画像は自動的に破棄される。画像の閲覧は、従来のLモード端末でも可能となっている。
画像の送信については、今後発売が予定されている画像送信機能付きLモード端末からのみ可能になる。送信先のLモード端末やiモード・J-スカイ・EZwebなどの携帯電話、PHS端末にURLの記載されたメールが送信され、そこからサーバーに保存される画像を閲覧できる。パソコン宛に送信された場合は、メールに直接画像が添付される。
7月以降に発売される予定の画像送信機能付きLモード対応端末には、デジタルカメラが内蔵されるか、もしくは市販のデジタルカメラと連携するためにメモリカードスロットが搭載される見込み。価格は明らかにされていない。
また、今回のサービスに合わせて、搭載されたファックスのスキャナで読み込んだ画像を送信できる「イラストLメール」も発表された。イラストLメールに対応しているのは、発売中のNTT東日本/NTT西日本製「でんえもん756LC」(価格は49,800円)と、6月27日発売予定のキヤノン製「ファックスホンCF-VL20」(価格は未定)。写真Lメールの提供が始まり次第こちらの機能も利用できるようになる。
なお、「でんえもん756LC」からはTIFF形式で、「ファックスホンCF-VL20」からはJPEG形式で画像が送信されるため、それぞれの形式をサポートしていない端末では画像を閲覧できない。
NTT東日本によると、現在Lモードのユーザーは約41万人。30~60代の主婦層や高齢者を中心に普及しているという。今回のサービス開始の理由について、「以前から携帯電話より画面の大きなLモードで、写真の送受信を行ないたいという要望があった」ためとしている。
なお、「写真Lメール」の画像を閲覧する仕組みは、NTTドコモの「iショット」と同様に、サーバーに保存された画像を参照するタイプ。ドコモでは、保存された画像が不特定多数に閲覧されないよう閲覧回数を50回までとするなど制限を設けているが、「写真Lメール」では画像の閲覧何回に制限が設けられていない。NTT東日本では、「今後の利用状況に応じて、制限などを検討する」としている。
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Lモード端末で受信する場合
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メールを受信したLモード端末では、URLにアクセスして画像を閲覧
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Lモード端末から画像を送信する場合
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送信メールイメージ
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でんえもん756LC
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ファックスホンCF-VL20
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■ URL
ニュースリリース(NTT東日本)
http://www.ntt-east.co.jp/release/0306/030619.html
ニュースリリース(NTT西日本)
http://www.ntt-west.co.jp/news/0306/030619.html
イラストLメール対応端末
http://www.ntt-east.co.jp/release/0306/030619_2.html
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・ ドコモ、iショット画像の閲覧回数に制限
(鷹木 創)
2003/06/19 18:17
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