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ノキアは、2005年までの市場動向予測や、それに関連した同社の戦略を明らかにした。
同社によると、4億500万台規模だった2002年の世界の携帯電話市場が、2003年には10%程度拡大すると予測。2005年末時点での携帯電話のユーザー数は、16億に達するという。また同社は、上位機種から下位機種まで幅広くカメラ付き端末が登場するとして、2003年半ばにはデジタルカメラ市場よりも大きなマーケットになるとしている。
GSM端末を中心に展開している同社だが、今月中にはW-CDMA/GSMデュアルモード端末「Nokia 6650」の本格出荷を開始すると明言。また、W-CDMAネットワークを支える基地局分野でも現状30%のシェアを35%まで上昇させていくとしている。
CDMA方式では、既にCDMA2000 1x関連の製品を投入しており、これによりキャリアとの協力関係を密にして第2四半期中にシェア拡大を図るほか、中国市場やインド市場へも注力していく。特に中国では、CDMA端末を今年後半から販売するとしている。また北米市場でも今年前半に17種類の新端末を投入しており、シェア拡大の手応えを感じているようだ。
さらに同社では、10月に発売するという携帯ゲーム機「N-Gage」によって参入するゲーム市場に対しての期待感も表わしているほか、法人向け分野でもビジネスチャンスの拡大も狙っている。
■ URL
プレスリリース(英文)
http://press.nokia.com/PR/200306/907157_5.html
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(関口 聖)
2003/06/12 17:41
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