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今回発表された「PEG-NX80V」および「PEG-NX73V」は、ディスプレイが回転する「ウイングスタイル」デザインを踏襲した新型CLIE。2002年10月に発売された「PEG-NX70V」の後継モデルで、OSにPalm OS 5.0を搭載。「PEG-NX70V」と同様にメモリースティックスロットのほか、CFカードスロット（Type2）を装備している。 どちらのモデルも、大きさが131.5×71.9×21.8mm（高×幅×奥行、クローズドスタイル時）。重さは「PEG-NX80V」が約235g、「PEG-NX73V」が約230g。320×480ドット、最大65,536色表示が可能な半透過型TFTカラー液晶ディスプレイを搭載し、CPUにIntel製XScaleプロセッサ「PXA266 200MHz」を採用するなどハードウェア面ではほぼ同等の性能。ただし、「PEG-NX80V」のROMが32MBであるのに対し、「PEG-NX73V」は16MB（RAMはいずれも32MB）と異なっているほか、ヒンジ部に備えたカメラも「PEG-NX80V」が約127万画素CCDであるのに対し、「PEG-NX73V」は約31万画素CMOSとなっている。
キーボードは、バックライトを備え、丸みを帯びたキートップのQWERTY配列。ディスプレイ下部にはスムーズな操作が可能となるハードウェアボタンが4つ配置されている。スタイラスの収納口は、本体上部に移動したほか、スタイラス本体も伸縮タイプの新型となっている。 背面のCFカードスロットは、「PEG-NX70V」のように張り出した形状ではなく、ポータブルMDプレーヤーを連想させる折りたたみタイプの可変機構が新たに採用されており、通常はスリムな形態で利用できる。「PEG-NX70V」では通信カードしかサポートされていなかったが、今回はCFメモリカードにも対応。ただし、CFメモリカードに保存できるデータはテキスト形式などに限定されており、PIMソフトで扱うデータやMP3などのマルチメディア関連データは保存できない。 ソフトウェア面では、基本的に「PEG-NX70V」と同等だが、いくつかのアプリケーションが新たに追加されている。文字入力では、Palm OSではおなじみのGraffitiに加えて、手書きでの日本語認識が可能な「Decuma Japanese」が標準入力方式として搭載。このほか、ZIP形式の書庫を解凍できるソフトウェアも標準で用意される。 また新たなオプション製品として、NXシリーズ専用キャリングケース「PEGA-CA92」が6月28日に発売されるほか、NXシリーズやTシリーズ、SJシリーズで利用可能な折りたたみ型キーボード「PEGA-KB100」も近日発売予定。どちらもオープンプライスだが、店頭価格は「PEGA-CA92」が6,000円前後、「PEGA-KB100」が13,000円弱になる見込み。
■ ＵＲＬ プレスリリース http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200305/03-0527/ 製品情報 http://www.sony.jp/products/Consumer/PEG/PEG-NX80V/ （関口 聖） 2003/05/27 15:00 | ||||||||||||||
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