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au事業企画本部プロダクト統轄部長・牧 俊夫氏
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KDDIは、都内でauの新端末や今後のサービスについての発表会を開催した。
今回発表された新端末は「A5401CA」「A5402S」「A5306ST」「A5303H II」「A1303SA」の5機種(各端末の詳細は別記事参照)。同社のau事業企画本部プロダクト統轄部長・牧 俊夫氏によれば、124万画素CCDカメラ搭載端末「A5401CA」や、QVGA表示対応端末「A5402S」は高機能・エンターテイメント志向のユーザー層に対して、「A5306ST」「A5303H II」「A1303SA」などの端末は経済性・実用性志向のユーザー層に対して販売していくという。同社では単月度のシェアを35~40%にすることを目標としており、累計でも「20%のシェアを獲得したい」としている。
今回新たに「A5400」番台が発表されたことで、ユーザーに混乱を招くことになるのではないかという記者団の質問に対しては、「たしかにこれまで混乱を招くような表記をしてきた。今後は発売する機種がA1000番台とA5000番台に集約されていくので解消に向かうのではないか」との見解を示した。ちなみに1000番台と5000番台の違いはGPSの有無。100の位は受信できるムービーのサイズを示しており、“3”だとSサイズ(96×80ドット)まで、“4”だとMサイズ(128×96ドット)までのムービーが受信可能。
また、端末の開発ではコストやサイズにこだわったという。同社では「QVGAに100万画素のカメラを搭載し、外部メモリースロットなどを搭載すれば、それだけ端末サイズも大きくなるし、待ち受け時間が短くなってしまうなどのデメリットもある。将来的に搭載することも検討はしているが、トータルに考えて今回の搭載は見送った」としている。なお、6月上旬発売予定のCDMA2000 1x端末に接続して端末内の画像などを保存できるCFカードアダプタ「SnapMemory」(アイ・オー・データ機器製)も会場で展示されており、今回発表された新端末のデータを保存するなどデモンストレーションも行なわれていた。
一方、“着うた”などのコンテンツに対しては自信を見せている。同社ソリューション事業本部コンテンツ本部長・高橋 誠氏によれば、「2002年10月から開始した“パケ割”サービスのおかげで、コンテンツをダウンロードする際のデータ通信量は増大している。いい傾向なのは、“着うた”のデータ通信量が増加しているのに加え、通常の着信メロディの通信量も増加していることだ」という。現在“パケ割”に加入しているユーザーは、既存ユーザーの17~20%。ただし、新規ユーザーでは60~80%が加入するようになっているという。
高橋氏は、「“パケ割”を利用すれば、データ量が多くなるQVGA対応サービスなども利用しやすくなるのではないか。また今後EV-DO対応端末などが発表されれば、ますますデータ量の多いリッチコンテンツが利用されるようになるだろう」としている。
新端末に合わせて、新サービス「EZメモリーポケット」も発表された。同サービスについて牧氏は「単なるネットワークストレージとしてだけではなく、友人や家族にと共有したり、コンテンツとの連携を楽しんだりして欲しい」と語った。
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CDMA2000 1xは順調にユーザーを増やしている
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今回発表されたモデルの位置付け
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アイ・オーから発売予定の「SnapMemory」
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カシオソフト製「MySync Photo2」 A5401CAとパソコンをケーブルで接続して画像データなどを転送できる
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■ URL
KDDI
http://www.kddi.com/
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(鷹木 創)
2003/05/14 17:35
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