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インテルは、PDA向けにXScaleテクノロジー搭載プロセッサ「PXA26x」シリーズの新製品「PXA263」「PXA260」を発表した。すでにサンプル出荷が開始されている。1万個受注時の1個当たりの価格は、「PXA263（200MHz）」が5,000円、「PXA260（200MHz）」が2,750円となっている。 「PXA26x」シリーズは、従来のXScaleプロセッサよりも小さいパッケージに、メモリも搭載できるというもの。パッケージサイズは13.0×13.0×1.4mm。今回発表された「PXA263」は、メモリ搭載型のプロセッサ。32bitバスを搭載した「インテル StrataFlashメモリ」32MBが実装されている。インテルでは、メモリとプロセッサを別にした場合に比べて、実装面積を最大72％削減できるとしている。一方の「PXA260」にはメモリが実装されていない。「PXA263」「PXA260」の両製品とも動作周波数は200MHz/300MHz/400MHz。 「PXA26x」シリーズでは、すでに16bitバスを搭載したメモリを実装し、200MHz/300MHzで動作する「PXA261」「PXA262」が出荷されていた。インテルによれば、「今回の新製品は、メモリのバス幅や動作周波数を強化している。より高性能なPDAなどに採用される予定だ」という。 同社ではこのほか、XScaleプロセッサ「PXA255」を発表した。こちらもサンプル出荷は開始されている。1万個受注時の1個当たりの価格は2,350円（200MHzモデル）。 「PXA255」は、カシオ計算機製PDA「カシオペア E-3000」や、東芝製PDA「GENIO e550C」などに搭載されているXScaleプロセッサ。従来製品の「PXA250」に比べ、内部システムやバススピードが2倍に高められつつも、消費電力はプログラム実行時で30％、アイドリング時で60％削減されている。 ■ ＵＲＬ 製品情報（PXA26Xプロセッサファミリーについて 英文） http://www.intel.com/design/pca/prodbref/251671.htm 製品情報（PXA255プロセッサについて 英文） http://www.intel.com/design/pca/prodbref/252780.htm ■ 関連記事 ・ 東芝、「GENIO e」シリーズに31万画素CCDカメラ搭載モデル登場 ・ 最長30時間連続駆動が可能な「カシオペア E-3000」 ・ インテル、フラッシュメモリを一体化した携帯電話向けプロセッサ （鷹木 創） 2003/03/25 15:05 | ||||||
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