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MCFとAMD、安易な出会い系サイト閲覧制限機能導入は危険と指摘

 モバイルコンテンツフォーラム(MCF)とデジタルメディア協会(AMD)は、NTTドコモが今夏に予定している出会い系サイト閲覧制限機能導入に対し、慎重な検討を求める陳情書を総務省に提出した。

 事の発端は2月6日に行なわれたNTTドコモの定例記者会見での立川敬二社長の発言。立川社長はこの会見の中で、iモードの出会い系サイトを若年層が閲覧できないように、両親の申請によって制限できる仕組みを今夏にも提供する方針であることを明らかにした。

 問題はその閲覧制限の方法で、ドコモ側からは正式には発表されていないものの、業界内では、アクセスできるサイトを公式メニュー内に限定する方向に向かっているとの見方が一般的になっている。

 MCFとAMDでは、こうした動きの中で、出会い系サイトの排除を目的に未成年者を対象に一般サイト全体のアクセス制限が実施された場合、ユーザーおよびコンテンツ事業者に大変な悪影響を与えるとして、共同で総務省に陳情書を提出。出会い系サイトに関連する未成年者への犯罪被害を防止する対策は必要だが、通信事業者の独断で対策を講じるのではなく、関係者間での慎重な協議が必要だと訴えている。

 両団体では、アクセスが公式メニュー内だけに限られてしまうと、個々の学校や行政機関などの非営利・非商用サイトが利用できなくなるほか、小規模店舗のビジネス機会を奪い、さらには新規ビジネスの創出も阻害するなど、その影響は甚大と指摘している。



URL
  モバイルコンテンツフォーラム(MCF)
  http://www.mcf.to/
  デジタルメディア協会(AMD)
  http://www.amd.or.jp/

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【ドコモ定例記者会見】今夏には出会い系サイトの閲覧制限も


(湯野 康隆)
2003/02/25 19:12

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