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NTTドコモは、2002年度第2四半期(7月~9月)のオペレーションデータを公表した。PDCのARPU(1契約者あたりの月間平均収入)は前期(2002年度第1四半期)より若干上昇しているが、FOMAのARPUは前期から引き続き減少している。
同社の携帯自動車電話契約数は、2002年度第1四半期の4146万2000契約から70万契約増加し、4216万2000契約となった。そのうちFOMAは2万1200契約増加し、13万5700契約となった。同日行なわれたNTTドコモの立川社長が行なった記者会見では、これまで2002年度の予想としてあげていた138万契約から、32万契約に大幅に下方修正したことを明らかにしているが、同氏は「人口カバー率におけるFOMAのサービスエリアは90%を超え、来年度以降はFOMAは伸びる」と、これまで同様強気の姿勢を崩していない。
また、音声利用とiモード利用を含めた総合ARPUは8170円と、前期の8,150円から若干増加している。APRUの内訳を見ると、iモード利用が1710円(前期1630円)と上がってるが、音声利用では6460円(前期6520円)と減少している。FOMAのARPUは前期7800円から7250円と大きく減少している。
一方のPHSでは、総発信時間のうち、データ通信が占めた時間が前期76.2%から77.1%と需要の高まりを見せているが、解約率が前期3.27%から3.46%となり、6万7000契約の純減と低迷している。これに対し、立川社長は2003年度より回線交換による定額制サービスに前向きな姿勢であることを明らかにしている。
・ ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/corporate/ir/data/shihan_2002b.html
・ ドコモ、FOMAのARPUが大幅減
(関口 聖)
2002/11/07 19:22
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