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NTTドコモ、KDDI、J-フォンの各社は、平成電電が7月18日に総務省へ提出した固定電話から携帯電話への通話料金設定権に関する裁定申請書に対して、答弁書を9日に提出したことを明らかにした。
平成電電が提出している裁定申請書は、今秋から同社のサービスとして同社ユーザーの固定電話から各携帯電話への通話料金を3分60円で提供を予定していたものの、協議が進まないために総務省へ申し立てられたもの。
今回各キャリアが提出した答弁書では、NTTドコモでは「接続料金に関しては、既に合意していたと認識している」として「合意事項に基づいて申請されている」とその根拠を問いただす姿勢を見せ、J-フォンは「サービス提供価格が設定権の論拠になるのはおかしい」「国際電話と同様に語られるべき問題ではない」としている。
また平成電電から携帯電話へ接続する際に中継するネットワークや料金設定について全く協議が進んでいない点などを挙げ、3社一様に「裁定申請は却下されるべき」と主張した内容となっている。
・ 平成電電、接続協定裁定申請書提出に関する記者会見
・ 平成電電、携帯への通話料に関する裁定申請書を総務省に提出
(関口 聖)
2002/08/12 12:18
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