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NTT東日本および西日本は、７月15日と29日に大阪府および兵庫県の一部で輻輳（電話がかかりにくい事象）が生じたことに関し、その要因となった特定契約者回線からの大量発信に対応するための契約約款を、８月１日付で総務省に認可申請したと発表した。 ７月15日と29日に大阪府および兵庫県の一部で起こった輻輳は、両日ともに、大阪市内のワン切り業者が携帯電話へ大量発信を行なったのがおもな要因とみられており、NTT西日本では、７月29日にこの業者が契約する使用回線のすべてを停止している。 今回、NTT東西が総務省に申請したのは、こうした特定の契約者回線から、機械的に大量な不完了呼発信（ワン切り）されることから生じる輻輳に対応するためのもの。おもな内容としては、「特定の契約者回線から故意に多数の不完了呼が発生し、輻輳が生じるおそれがあると認めた場合、その契約者回線の利用を停止すること」や、「その契約者回線から同様の行為が繰り返される場合は、その契約者回線の契約を解除する」、「新たな契約申込があった場合に、その申込者が同様の行為を行なうおそれがある場合には、その申込を承諾しない」など。 両社では、同申請が認可され次第、速やかにこれを実施する意向で、今後も輻輳の発生に関して迅速な対応を行なっていくとしている。 ・ ニュースリリース（NTT東日本） http://www.ntt-east.co.jp/release/0208/020801b.html ・ ニュースリリース（NTT西日本） http://www.ntt-west.co.jp/news/0208/020801b.html ・ NTT西日本、通話障害の再発で「ワン切り」業者の全使用回線停止 ・ NTT西日本、大阪で発生した輻輳は「ワン切り」が原因 （松下 麻利） 2002/08/01 17:35 | ||||||
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