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Pocket LOOXの大きな特徴は、インテルのXScaleアーキテクチャをモバイル機器用プロセッサ「PXA250 400MHz」を採用していることだろう。一昔前のパソコンと同等かそれ以上の処理能力を持っている。展示会場でのデモでは、大きな負荷がかかるビデオの再生などが再三にわたって繰り返された。 サポートしているワイヤレス通信規格も豊富で、標準でバージョン1.1のBluetoothモジュールを内蔵する。さらに、カードの増設により無線LAN（802.11b）も使用可能。また、データ通信・音声通話に対応した本体背面に装着するジャケットタイプのGPRS/GSMユニットも今年夏に出荷される予定だ。
展示機はたったの２台だったため、来場者が殺到し、写真を撮るどころか、見える場所までたどり着くのが大変なほどの盛況ぶり。プレスカンファレンスでさえも入りきれないほどの人が集まり、異常ともいえる人気だった。Pocket LOOXを触った感想を何人かの一般客にも聞いてみたが、ドイツの企業Simensの合弁会社であることも手伝って好意的なものが多かった。今回のCeBITで最も注目を浴びたPDAといってもいいかもしれない。なお、富士通がすでにPocket LOOXの日本向けの製品を発表しているが、GPRS/GSMユニットなど無線通信オプションの有無を除いて、ヨーロッパ版のスペックに沿ったものになるとみられる。
・ ニュースリリース http://fsc.db4web.de/DB4Web/fsc/user/en/pm_einzeln.d4w?pm_id=674&menu_id=21&land_id=1 ・ 富士通、Bluetooth内蔵のPocket PC 2002マシン「Pocket LOOX」 （伊藤 大地） 2002/03/15 14:11 | ||||||||||||||||
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