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【GSMA Mobile World Congress 2009】
LGは「S-Class UI」と対応端末3機種をアピール

 LG Electronicsは、3D表示を駆使した新感覚のユーザーインターフェイス「S-Class UI」と、それを搭載した新機種を「Mobile World Congress 2009」で発表した。同社の最上級ラインである「ENTERTAINMNET PHONES SERIES」の「ARENA KM900」と、OSにWindows Mobileを採用した「GM730」、そして透明なキーパッドなどが目を引くデザイン重視の「GD900」の3機種が、S-Class UIに対応する。プレスカンファレンスでは、同社のバイスプレジデントのチャン・マ氏らが、UIの魅力や製品ラインナップに関する説明を行い、会場には端末が用意された。


LG Electronicsのブース プレスカンファレンスでは、PRADA Phone発表の際に来日していたチャン・マ氏が、S-Class UIの魅力や、それを搭載した製品の特徴を語った

新UI「S-Class UI」採用の3機種

ARENA KM900

横に倒した状態のメニューは、縦で隠れている部分まで表示される
 ARENA KM900は、S-Class UIを採用し、タッチパネル対応の3インチフルワイドVGA液晶、Dolby Mobile、500万画素カメラ、Wi-Fi、GPSなどを搭載したハイエンド端末。下り最大7.2MbpsのHSDPAにも対応する。テンキーやQWERTYキーボードなどは搭載していない。アイコンメニュー画面は4×4分割だが、本体を横に倒すと加速度センサーによって表示が切り替わり、11×4のアイコンが現れる仕掛けが採用されている。縦の状態で隠れているアイコンは、指でなぞってリールを回すように表示させることが可能。立体的なショートカットや、ジャケットを選ぶようにファイルを選べるマルチメディア機能など、使い勝手に工夫が凝らされている。ボディサイズは、105.9×55.3×11.95mm。欧州では、3月の発売を予定している。

 一方のGM730は、Windows Mobile 6.1 Professionalを搭載したスマートフォン。同じS-Class UIという名称のインターフェイスを採用しているが、ARENAとメニューなどは若干異なっていた。実機を触った限りでは、組み込みOSを採用したARENA KM900より、やや動作が緩慢な印象を受けた。ただし、「Windows Mobileで自由にカスタマイズできるのが、このモデルのアドバンテージ」(説明員)というように、Windows Mobileならではの自由度が売りになるという。ディスプレイは3インチのワイドQVGAで、フルタッチスクリーンを採用。A-GPSやWi-Fi、Bluetoothなどに対応する。サイズは109.8×56.5×11.9mm。2009年の上半期に市場へ投入する。

 GD900はPRADA Phoneなどと同じ「STYLISH FASHION PHONE SERIES」に属するモデルで、デザインが最大の特徴。クリスタルがモチーフで、テンキーなどは透明となっている。ブースでは実機が触れない状態で展示されていたが、「キー面をパソコンのタッチパッドと同じように使える」(説明員)機能が搭載されているそうだ。ARENA KM900と同じOSで、S-Class UIにも対応する。発売は2009年5月を予定しているが、詳細なスペックは公開されていない。説明員も「カメラのスペックやセンサー搭載の有無は分からない」と語った。


3D表示を駆使したリッチなインターフェイスながら、動作は軽快 実際にジャケットを選ぶように、選曲を行える

Windows Mobile 6.1を搭載した「GM730」 同じS-Class UIという名称だが、詳細は若干異なる

クリスタルのようなデザインの「GD900」。こちらもS-Class UIを採用する

CESでも展示されていた時計型のケータイ。型番は「GD910」
 ブースでは同時に、同社が1月のCESで展示していた「Watch Phone」を披露。型番は「GD910」で、時計の形をしている。テレビ電話や音楽再生機能に対応し、音声認識で各種機能を呼び出すことが可能。タッチパネルで操作することもできる。ただし、「ブラウジングなどはできない」(説明員)。製品は2009年下半期の発売を予定する。

 LG Electronicsでは、このほかにも多数の端末を展示していた。LTEに関しても積極的で、モデムを参考出展。デモでは2×2のMIMOで、下り32Mbps程度のスループットを出していた。投入時期は未定ながら、説明員は「オペレーター(キャリア)と歩調を合わせる。ドコモなどが2010年にLTEを商用化するので、その時期になるのではないか」と話す。ケータイ以外では、同日同社が発表したネットブックも展示されていた。


LTEに対応したモデムを展示していた。サイズは通常のHSDPAモデムより、やや大きい 会場では下り約34Mbpsで通信を行っていた。ただし、これはあくまで会場内のデモでのスループットとのこと

日本のユーザーにもなじみ深いPRADA Phoneの後継機 ソーラーパネル搭載ケータイのプロトタイプも展示していた

ケータイのほか、ネットブックも発表された


URL
  LG Electronics(英文)
  http://www.lge.com/
  GSMA Mobile World Congress 2009(英文)
  http://www.mobileworldcongress.com/

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(石野純也)
2009/02/17 13:42

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