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モバイルプロジェクト・アワードは、モバイルビジネスの発展に先導的や役割を担い、今後も活躍を期待できるプロジェクトを、モバイルコンテンツ部門、モバイルプラットフォーム部門、モバイルソリューション部門、モバイルハードウェア部門の4部門において表彰するもの。 7回目となる本年は、推薦・応募により104作品が集まり、本誌を含むモバイル関連メディアが構成した審査委員会によって「革新性、先進性」「市場性、経済性（ビジネスモデルの優秀さ）」「同種のプロジェクトとの優位性」「ユーザーの利便性」「モバイル環境での有効性」「モバイル業界発展への貢献度」において審査された。 モバイルソリューション部門の最優秀賞には、シャープの「名刺リーダー」が選ばれた。審査員をつとめた月刊テレコミュニケーション編集長の土屋宜弘氏によれば、「実用性、正確度、使い勝手などから圧倒的な評価を得て、満場一致の受賞」だったという。 「名刺リーダー」のプロジェクトリーダーをつとめた斗谷充宏氏は、「2000年11月に、世界で初めてカメラ付き携帯電話を発表したが、その直後から“そのカメラで名刺が読めないか？”という話があった。当時のカメラは11万画素程度でCPUも遅く、実現が難しかったが、その後本格的に研究を始め、パソコンの名刺読み取り機能以上の性能をモバイル端末上で実現できるよう目指した。当時は読み取りに1分以上かかるなど様々な問題はあったが、なんとか10秒以内で読み取れるようになり、2年前にスマートフォンという形で発表した。今では携帯電話にも搭載されている。その後も改良を重ね、使い勝手を追求してきたことがこのように評価されてうれしい。当社は全キャリアに端末を提供している。まだ試していない方はぜひお試しいただきたい」と受賞の喜びを語った。 このほか、モバイルコンテンツ部門からは、「踊り子 クリノッペ」（グリー）、「ケータイ国盗り合戦」（サイバーマップ・ジャパン/JR東日本）、「ケータイ捜査官7 フォンブレイバー815T PB」（ソフトバンクモバイル）、「au Smart Sports」（KDDI）が優秀賞として選出された。 モバイルプラットフォーム部門の優秀賞は、「緊急速報 エリアメール」（NTTドコモ）、「iエリア-滞在国情報-（iエリア海外版）」（NTTドコモ）、「VIVID UI」（アクロディア）の3プロジェクト。 モバイルソリューション部門からは、「jigムービー」（jig.jp）、「おてつだいネットワークス」（ロケーションバリュー）、「XRoof」（ソフトバンクモバイルほか2社）が優秀賞を受賞し、モバイルハードウェア部門からは、パイオニアの「Air navi」と、ソフトバンクの「インターネットマシン 922SH」が優秀賞として選出された。
■ ＵＲＬ モバイルプロジェクト・アワード2008 http://www.mcf.to/mpa/2008/ ■ 関連記事 ・ モバイルプロジェクト・アワード 2008の受賞プロジェクト発表 ・ ケータイ対応で急成長するGREE、ヒットを支えるクリノッペ （すずまり） 2008/07/23 10:58 | ||||||
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